本、漫画、その他
ついに決着した最強対決。過去設定の応用問題が散りばめられたバトルについての感想とか、五条と宿儺の最強シンパシーってどうなのよとか、いろいろあるけどひとまずおいといて。 冒頭で五条は「俺の妄想であってくれよ」と言い、夏油は どっちだっていいじ…
ホームズがベーカー街で活躍していたのと同時代、イギリスの統治下にある香港を舞台に、清の満州八旗の名門出身の名探偵・福邇(フーアル)と、漢人の間借り人で探偵活動の助手をつとめる医師・華笙(ホアション)のコンビの活躍を描く、名探偵ホームズのパ…
6月から使い始めた「東京・ミュージアムぐるっとパス」(2500円)。美術館、博物館など101の施設(ほとんどは東京ですが千葉埼玉神奈川も幾つかある)の入場券又は割引券として使える(ただし各施設1回限り)という面白い企画券です。 初回使用時から2カ…
せっかく入った「友の会」を活用すべく、トーハク(東京国立博物館)をぶらぶらしてたら、浮世絵のコーナーで蛍狩りの絵が並んでいた。 鈴木春信 夜の暗さが目立ち、人物もふたりだけなのが淋しくもロマンチックな雰囲気を醸し出してる。 鳥文斎栄之 こちら…
昨年出たスクエニの実写推理アドベンチャーゲームのスマホ版です。面白かった~!! 以前見かけて気になっていたけど、「実写ゲームはちょっと…」とスルーしたまま忘れていたのですが、「本所七不思議」(これも凄く面白かった!)とのコラボで思い出し、「…
1960年代イギリスの本格ミステリ。裏表紙の紹介文によると、作者ディヴァインは「クリスティが絶賛した技巧派」とのことだが、確かに人間関係や、伏線を張るテクニックなどはクリスティを髣髴とさせるところがある(ネタバレになりかねないので迂闊なことは…
ほとんど読んだことがなかった青崎有吾ですが、表紙裏の概要でJR福知山線脱線事故を題材にした作品、全面ガラス張りの屋敷でおきた不可能殺人、最強の姉妹を追うロードノベル…というわけわからない感じのラインナップに惹かれて購入。 いやー買ってみてよ…
ギックリ腰で急遽延期となった大河ドラマ館訪問。9日閉館の直前になってしまいましたが、ようやく行ってきました。 やっぱり一番おおーって思ったのはドラマで出てきた衣装や小道具の展示ですね。本物が展示されてる美術館や博物館とは違って、ほとんどすべ…
土曜日。江戸川区球場の試合が思ったより早く終わったので、Twitterでみかけて気になっていた写真展を観に、目黒区美術館に寄って来ました。寄って、というほど近いわけでもないし迷ったけど、もうこの3連休で終わっちゃうし、この秋は思い立ったら行く!と…
宣伝でチラッと見かけた裸婦像がなぜか頭に残っていて、閉幕直前(明日10/2まで!)の『シアトル→パリ 田中保とその時代』(埼玉県立近代美術館)に行って来ました。 県立近代美術館のある北浦和公園は北浦和駅西口からすぐ。私がよく行く大宮公園や別所沼公…
前々から気になっていたけど手を出せてなかった『チ。』を一気読み。凄く面白かったし、印象的なセリフや場面も挙げたらキリがないくらいですが、それとは別に、最後に残った謎がひとつ。 それはもちろん、アルベルトのエピソードで登場した青年ラファウであ…
6月26日放映の第25話でついに、頼朝が落馬するという有名な場面を迎えました。史実では落馬から死去まで半月ほどあったということですが、その間に意識を取り戻したという話は聞かないので、実質これで退場ということになるのでしょう。 戦闘はもちろん重要…
まん防も解除、真冬の寒さも去って、春へと本格始動。もうすぐ終わっちゃう展がいくつもあるし、ワクチン接種やら病院通いやらもあるし、4月からは都大会も始まっちゃうし…スケジューリングが難しいのもちょっと嬉しい、年度の代わり目。まずは一番気になっ…
19世紀初頭、李氏朝鮮後期の天主教(キリスト教)迫害を描いた歴史小説。何かアジアの文学を読みたいな、と図書館の書棚を眺めていて目について、途中まで読んだところでAmazonでポチってしまいました。 信仰を隠さねばならない息苦しい生活、横行する腐敗…
197X年7月XX日。東京大会初の決勝再試合は、4-0で墨谷高校が快勝し、都立高校として史上初の夏の東京大会優勝、甲子園出場を決めた。まずはこの快挙を祝福し、併せて谷口主将以下墨谷野球部諸君の努力を讃えたい。選手諸君、そしてご家族・学校関係者やO…
※4巻まで読んだのでちょっと追記しました。末尾にちょっと4巻のネタバレあり。 kindle unlimited 始めたのであまり重くないものを…と思って物色しているうちに見つけたシリーズ。4巻まで読了。いやー面白いなこれ。今年の春には5巻が出る予定らしくたの…
先週の話になりますが、三鷹でやってた時は見逃してしまった『デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉』を追って、足利市美術館まで行ってきました。 最後の巡回先が自宅から2時間足らずで行ける足利だったのでギリギリセーフ。遠いとこだったらさすが…
ちょうど東京で夕方から用事があったのでどっか寄ってくか~といろいろ物色していたら、やっぱ見たいなーと思う絵が幾つもあったので 行って来ました。 三菱一号館美術館に来るのは初めて。 建物は三菱が明治27年に建てた銀行兼事務所「三菱一号館」を再現し…
映画『オデッセイ』の原作『火星の人』(といっても私は未見未読ですが)のアンディ・ウィアーによるハードSF。面白かった!科学音痴の私でも時間はかかりましたが楽しめました。太陽の発光量減退を解決するための切り札として宇宙船を送り出す…という設定か…
ちょっと遠出をした先で、何の気なしに入ってみた野草園。 秋も深まり少し寂しい植え込みの中、ひときわ目を惹く鮮やかな青紫。手元のリーフレットを見ずともわかる、これこそが かの有名な猛毒、トリカブトか…! 全身にアルカロイドの強い毒性を持ち、現実…
SNSサービス「スピラ」を基盤にした急成長によって、一躍若者の憧れの的となった新興IT企業スピラリンクス。その初めての新卒募集には5千人超の応募者が押し寄せたが、最終選考まで残ったのは六人。 語り手役の波多野祥吾(立教大)、ヒロインの嶌衣織(…
英語多読で読んできた本のまとめです。合計で68万語あまり。ただし語数は概算ですし計算が間違っている可能性もありますので、正しい数値が必要な場合はご自身でご確認ください。 ① The Labours of Hercules(91千語)【邦題『ヘラクレスの冒険』/アガサ・…
英語多読の素材として、何かないかな~?と探して偶然Amazonで見つけたのですが、凄~く面白かった! 女神Motherの力を操るwizardたちの主導のもと、鎖国によって千年にわたり平和で平等な社会を築いてきたTevenar島と、Motherの力を失い独自の発展を遂げた…
十分予想できた展開であるはずなのに、はずなのに…いざ目の前に出されると、やはり予想を超えていた… 同じ天与呪縛のフィジカルギフテッドと言われながら、パパ黒こと伏黒甚爾と比べると一般人並みの呪力があるためか、剥奪された術式のレベルのせいなのか、…
やはり文明の力は偉大だ。スマホの手軽さとweb辞書の便利さに助けられつつ、ついにThe Last Battle を経て「本当のはじまり」に辿り着きました。ペーパーバックのページを左手で抑えつつ右手で辞書めくりながら…とか、わからない単語は推測でスルー、とかだ…
Kindleで購入した電子版ナルニア国ものがたりも4冊目。電子版は Pauline Baynes の挿絵が小さいけどカラーで掲載されてるのがいいですね。 8日かかった前作 "The Voage of The Dawn Treader" (朝びらき丸 東の海へ)に比べるとかなりハイスピードで読めて…
偽夏油に逃げられ、取り残された虎杖たち…で始まるのかと思いきや、いきなりカラー表紙の乙骨で新章突入と相成った今号。見どころは満載で次週がとにかく気になる気になる!という、久方ぶりの週刊少年漫画のワクワク感を味わっておりますが、なかでも気にな…
ネットでいくつか書評を見て、これは「買い」だと思いましたが、期待に違わず面白く、かつ参考になる本です。早速自分の勉強法の見直し・再構築をしてみたくなりました。がんばるぞー(笑) 第1部は、まず始めて、続けること。 最も力点が置かれているのは「…
代表的な外来生物について、移入と定着の経緯や生態、現状などをインタビュー形式で紹介しているのですが、作者はネイチャーガイドとしても活動し、千葉市野鳥の会会長でもあるが本業はなんと詩人……ということで、平易な語り口で知識を提供するだけでなく、…
ツイのTLに流れてきた句に惹かれて、調べてみたらアマゾンに在庫(古本ですが)があったのでポチってしまった… やっぱり、凄く好き。頁をめくり、連なる句を辿る途中、自分自身の記憶のなかにある幾つもの瞬間が不思議と思い出されました(句の情景に必ず…