コガモ、アキニレ、テントウムシ、そしてあなたは?

【ご注意】後半に昆虫の写真があります。苦手な方はご注意ください。 あまり行かない小さな池に行ってみた。 池の手前の水路を覗いてみると、コガモのグループがいた。♂3♀3、少し離れた下の方で見切れてる♂ 3対3の方を見ていると、お互い首を伸び縮みさせて…

磯なき里のイソヒヨドリ

とある調節池を散歩していたら、コンクリ造の水路の縁に、灰色のシルエット。逆光でよく見えないけど大きさ的におなじみのヒヨドリかムクドリかな?とスルーしかけましたが何となく違和感があってカメラを向けると もしやアナタは つぶらな黒い目と白いアイ…

気合を入れて冬のはじまり、そして意外な再会

季節外れの陽気ながら、いよいよ12月に突入。この冬こそは自然散策も漫然とやるんじゃなく、腰を据えて勉強したり(観察とか撮影とかの)技術磨いたりするぞ! まずは双眼鏡。 これまで自然観察で使ってたのは6年前に買った倍率8倍のもの。野鳥観察には…

『父が子に語る科学の話-親子の対話から生まれた感動の科学入門-』(ヨセフ・アガシ/講談社ブルーバックス)

科学史学・科学哲学・科学社会学者であった著者(1927-2023)が、1966年、当時8歳(!)だった息子アーロンと行った対話を基に出版された科学入門書。 と言っても、基礎的な科学の法則を我が子に順序だてて教えるというようなものではない。並外れて早熟で…

今日はいろいろ、大きな池で

土曜日の朝。 カワウさんの群れが首だけ出して整列~ 一斉に出勤していく 林を越え、思い思いの方向へ。昼間はここほど大きくはない池や川で、1羽とか2~3羽でののんびりしている姿をよく見かけるが、朝晩はこんな大集団生活なのだ。 もっとも、全員が出…

引き続き、樹高を測る~浦和競馬場~

きのう思いついた簡易的な手法を試しに、今日も公園へ。障害物が少なく、空いているところ…といえばやはりここ、浦和競馬場。 おっ、さびしかった調節池に団体さん 何年か前の浚渫工事以降、見かけなくなっていたヒドリガモの群れが、今年は来てくれたようだ…

【2024.11.26追記】身長、いくつ?~樹高を測りに公園へ~

快晴の土曜日兼勤労感謝の日。にぎわいの別所沼公園 この秋冬は樹木を勉強しよう!の一環として、今日はこれで樹高を測りに来ました これは、三菱製紙㈱様が運営するエコシステムアカデミーHPの「キッズコーナー・木の高さをはかる」で紹介されていた「木の…

紅葉を探しに

よく晴れた午後、秋を探しにぶらぶらと。 公園に向かう道を歩いていると、オレンジ色の柿(つったら失礼ですかね柿色って言うべき?)をくわえたカラスがスーッと飛んで来た。 ひとしきりガシガシとつついてあげたその顔は…ハシブトガラスであった。 昨日も…

信長島の惨劇(田中啓文/ハヤカワ時代ミステリ文庫)

主君織田信長からのいじめは日頃から酷いものだったが、中でも徳川家康接待の際の不手際をはげしく罵倒され、折檻されたことは耐えがたく……本能寺の変で織田信長を討った明智光秀が山崎の戦いで敗走する途中、落ち武者狩りにあって殺害された、暫くののち。…

【ネタバレ】再読『そして誰もいなくなった』(アガサ・クリスティー/ハヤカワ文庫)2024.11.2追記

※末尾部分で『ひらいたトランプ』についても若干のネタバレがあります。ご注意ください。 引っ越しやら何やらでクリスティがごっそり行方不明になってしまって以来、ずっと手元になかったけどつい先日、本屋で赤い背表紙が並んでいるのを見てたら何となく読…

旅の秋、(まだ)子育ての秋、味覚の秋

秋晴れの三連休。高校野球観戦に挟まれた中日の今日は、朝は自治会の仕事があったので遠出はできず。午後から行きつけの池をぶらついて来ました。 だいぶ増えてきた冬の来訪者たち。おやすみ中で顔が見えないひとが多いですが 真ん中の杭の上と、手前を泳い…

アーティゾン美術館『空間と作品』(10/14閉幕)に行ってきた

数日前のことになりますが、閉幕が近くなってきた『空間と作品』に行ってきました。 今となっては美術館で並んでいるのを見るだけの作品が、生み出された当時はどんな空間で、またどんな人間関係において享受されてきたのかなど、作品を取り巻く周辺にもスポ…

2周目きょうだい

10月だというのに真夏日か~とはいえ、久しぶりに朝からスッキリ晴れた散策日和。3週間ぶりに行きつけの沼をぶらついてきました。 沼のとなりの打ち捨てられたような草地にヒガンバナが少しだけ、しかし元気よく咲いていた 白いのも 一面に生えたキクイモ…

秋、ぶらぶら見沼

それは3日ほど前のこと。 そろそろコガモさんやキンクロハジロさんが来てないかな?と期待して来てみたんだけど、誰もいない~ ああ失礼、常駐のカルガモさん お仲間は、水面に映る姿のみ 誰もいない、さびしい川べり なんだけど、数歩あるくごとに、いきな…

宵の口、住宅街

1,2,1,2 駅を背に 車の来ない道 1,2,1,2 一列に 等距離とって 家路をたどる 知らない人たち 1,2、1,2 ふしぎと腕が揃ってる 前行く人と 1,2,1,2 虫が鳴き 1,2,1,2 犬さわぐ 真昼の暑さは闇にとけ 薄まっている 後ろのまだ…

惣十郎浮世始末(木内昇/中央公論新社)

江戸時代末期、老中水野忠邦のもと、天保の改革の締め付けも厳しい江戸の町。 老舗の薬種問屋から火が出て、焼け跡から番頭と若主人の遺体が発見された。両方とも他殺であることがすぐに明らかになる。放火殺人だとすれば下手人は?そして目的は?噂のとおり…

猛暑の中、秋の始まり

この夏はいろいろあったなあ…顔面蒼白になった東東京大会の初戦からさわやかに終わった甲子園決勝まで、高校野球中心ではありましたが、訃報もあったし酷暑に大雨、ついに健康のためにフィットネスクラブに入会しちゃったし、他にもいろいろ。 しかし9月も1…

違う夏空の下で

所用があって、8月初めに田舎に行ってきた。こちらで暮らす両親や親戚はこれでも暑いと言うが、埼玉や東京の灼熱地獄と比べればふつうの、昔懐かしい暑さだ。 着いたのはちょうど夕暮れどきで、裏手の山でヒグラシがうるさいほどに鳴いていた。翌朝も未明の…

ニホンアカガエルに出会えた日

先週の土曜日、22日のことです。 ようやく梅雨入りした、と思った翌日は青空も見える夏の日。 カルガモベビーやカイツブリっ子もチラ見できたしシマヘビ(下半身のみだけど)も見れたしいい日だったな、そろそろ帰ろうかな~と草地の中の道を歩いていると…

ある子馬裁判の記(ジェイムズ・オールドリッジ/評論社)

オーストラリアの地方都市にほど近い開拓地で暮らす貧しいスコットランド移民の子・スコティ少年の元から、子馬タフが消えた。 小児麻痺を患い、下半身不随となった少女ジョジーは、富裕な牧場主である父が所有する地所からきかん気な野生の子馬を選び出して…

猛暑の池、恋と子育て

遅れに遅れた今年の梅雨入り。関東ではとうとう夏至の21日までズレ込んでしまいました。と思ったら、週が明けると今度は33℃の猛暑に。家でぐだぐだしていたい気持ちもありましたが貴重な晴れ、7月の高校野球観戦に向けて暑熱馴化もすすめておかないとね…

蝶のように蜂のように…コアジサシ?

オオヨシキリのギョギョシギョギョシもちょっと落ち着いてしまった感のある日曜の午後。そろそ6月も中旬に向かう頃、婚活の時期は過ぎたのか?それとも今日この時間、たまたま大人しくなっているだけか。 いちばん視界が開けるスポット。「(水面には)誰も…

ぶらっと上野動物園

今日は午前・午後共に用事があったので、間の時間を利用してちょろっと上野動物園を覗いてきました。 一番のお目当て、オグロプレーリードッグのお子様たち。SNSで見かけてずっと気になっていたのだ。 か、可愛すぎる…このふわふわ感 ♪ もぐもぐ。 いかにも…

土曜の午後、いつもの池

※ご注意 末尾に産卵中のカメムシの写真があります。 今日は午後から行きつけの池の周りをぶらぶらと。 いつになく賑わっていたのは土曜の午後だからなのか。居並ぶカメラの狙いはこの子かな? とはいえ、脇道に入れば静かなもの。 ベンチのある正面側からじ…

今日の出会い(20240522 北本自然観察公園)

ちょっと久しぶりの北本自然観察公園です。 <オオヨシキリ今年初見> いろんなとこでギョギョシギョギョシと声はすれども姿は…だったけど、ようやく見れた!一生懸命口を大きく開けたときの赤がイイのだ。 <ホトトギス> 初聞きというか、これがかの有名な…

ざわめく風、五月

2,3日すっきりしない天気が続いた後の快晴。こんな日はやはり公園散歩。 昼間のひょうたん池に水鳥はほとんど来ない。一番多いのは釣り人である。 風が吹きわたり、シダレヤナギもメタセコイアも青く揺れていた。 日光浴中のミシシッピアカミミガメさんた…

銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件(アンドリュー・カウフマン/東京創元社)

銀行強盗が奪っていったのは、その場にいた13人それぞれの、「今持っているものの中で一番思い入れのある物」。母からもらった腕時計、息子たちの写真、突き返された婚約指輪、昇進直後の給与明細etc。そして「僕」の妻・ステイシーもその場に居合わせ、電…

『紫式部日記(現代語訳付き)』(紫式部著 山本淳子訳注/角川ソフィア文庫)

今まで参考書や問題集にあった一部引用などを断片的にしか読んでなくて、彰子の皇子出産部分と有名な才女批評部分がどう繋がるのかわからなかったけど、通読して解説も読んでみて、初めて理解できた。皇子誕生にまつわるあれこれを記録した祝賀的部分は主家…

今昔物語集(作者不詳・大岡玲訳/光文社古典新訳文庫)

大河ドラマ「光る君へ」の影響で、平安期の古典がちょっとマイブーム。というわけで、手に取ったのは平安時代末期に成立したとされる説話集「今昔物語集」。本書は抄訳ですが、新訳だけあって訳文は読みやすいし、注釈も時として親切すぎるほどたくさんつい…

新緑、穀雨の晴天

新緑を求めてやってきましたお馴染みの参道。 したたりまくってる緑 あっという間に春はどんどん進んで 左右対称なメタセコイアの若葉がぶわっと飛び出し タンポポも綿毛を飛ばす時期 ハナミズキは盛りに 輝くように明るく咲くハナミズキは、初夏を予感させ…

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