猛暑の中、秋の始まり

この夏はいろいろあったなあ…顔面蒼白になった東東京大会の初戦からさわやかに終わった甲子園決勝まで、高校野球中心ではありましたが、訃報もあったし酷暑に大雨、ついに健康のためにフィットネスクラブに入会しちゃったし、他にもいろいろ。 しかし9月も1…

違う夏空の下で

所用があって、8月初めに田舎に行ってきた。こちらで暮らす両親や親戚はこれでも暑いと言うが、埼玉や東京の灼熱地獄と比べればふつうの、昔懐かしい暑さだ。 着いたのはちょうど夕暮れどきで、裏手の山でヒグラシがうるさいほどに鳴いていた。翌朝も未明の…

ニホンアカガエルに出会えた日

先週の土曜日、22日のことです。 ようやく梅雨入りした、と思った翌日は青空も見える夏の日。 カルガモベビーやカイツブリっ子もチラ見できたしシマヘビ(下半身のみだけど)も見れたしいい日だったな、そろそろ帰ろうかな~と草地の中の道を歩いていると…

ある子馬裁判の記(ジェイムズ・オールドリッジ/評論社)

オーストラリアの地方都市にほど近い開拓地で暮らす貧しいスコットランド移民の子・スコティ少年の元から、子馬タフが消えた。 小児麻痺を患い、下半身不随となった少女ジョジーは、富裕な牧場主である父が所有する地所からきかん気な野生の子馬を選び出して…

猛暑の池、恋と子育て

遅れに遅れた今年の梅雨入り。関東ではとうとう夏至の21日までズレ込んでしまいました。と思ったら、週が明けると今度は33℃の猛暑に。家でぐだぐだしていたい気持ちもありましたが貴重な晴れ、7月の高校野球観戦に向けて暑熱馴化もすすめておかないとね…

蝶のように蜂のように…コアジサシ?

オオヨシキリのギョギョシギョギョシもちょっと落ち着いてしまった感のある日曜の午後。そろそ6月も中旬に向かう頃、婚活の時期は過ぎたのか?それとも今日この時間、たまたま大人しくなっているだけか。 いちばん視界が開けるスポット。「(水面には)誰も…

ぶらっと上野動物園

今日は午前・午後共に用事があったので、間の時間を利用してちょろっと上野動物園を覗いてきました。 一番のお目当て、オグロプレーリードッグのお子様たち。SNSで見かけてずっと気になっていたのだ。 か、可愛すぎる…このふわふわ感 ♪ もぐもぐ。 いかにも…

土曜の午後、いつもの池

※ご注意 末尾に産卵中のカメムシの写真があります。 今日は午後から行きつけの池の周りをぶらぶらと。 いつになく賑わっていたのは土曜の午後だからなのか。居並ぶカメラの狙いはこの子かな? とはいえ、脇道に入れば静かなもの。 ベンチのある正面側からじ…

今日の出会い(20240522 北本自然観察公園)

ちょっと久しぶりの北本自然観察公園です。 <オオヨシキリ今年初見> いろんなとこでギョギョシギョギョシと声はすれども姿は…だったけど、ようやく見れた!一生懸命口を大きく開けたときの赤がイイのだ。 <ホトトギス> 初聞きというか、これがかの有名な…

ざわめく風、五月

2,3日すっきりしない天気が続いた後の快晴。こんな日はやはり公園散歩。 昼間のひょうたん池に水鳥はほとんど来ない。一番多いのは釣り人である。 風が吹きわたり、シダレヤナギもメタセコイアも青く揺れていた。 日光浴中のミシシッピアカミミガメさんた…

銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件(アンドリュー・カウフマン/東京創元社)

銀行強盗が奪っていったのは、その場にいた13人それぞれの、「今持っているものの中で一番思い入れのある物」。母からもらった腕時計、息子たちの写真、突き返された婚約指輪、昇進直後の給与明細etc。そして「僕」の妻・ステイシーもその場に居合わせ、電…

『紫式部日記(現代語訳付き)』(紫式部著 山本淳子訳注/角川ソフィア文庫)

今まで参考書や問題集にあった一部引用などを断片的にしか読んでなくて、彰子の皇子出産部分と有名な才女批評部分がどう繋がるのかわからなかったけど、通読して解説も読んでみて、初めて理解できた。皇子誕生にまつわるあれこれを記録した祝賀的部分は主家…

今昔物語集(作者不詳・大岡玲訳/光文社古典新訳文庫)

大河ドラマ「光る君へ」の影響で、平安期の古典がちょっとマイブーム。というわけで、手に取ったのは平安時代末期に成立したとされる説話集「今昔物語集」。本書は抄訳ですが、新訳だけあって訳文は読みやすいし、注釈も時として親切すぎるほどたくさんつい…

新緑、穀雨の晴天

新緑を求めてやってきましたお馴染みの参道。 したたりまくってる緑 あっという間に春はどんどん進んで 左右対称なメタセコイアの若葉がぶわっと飛び出し タンポポも綿毛を飛ばす時期 ハナミズキは盛りに 輝くように明るく咲くハナミズキは、初夏を予感させ…

密すぎる…!?カルガモの求婚

ソメイヨシノが散り敷いた水面には冬鳥の姿は既になく、 残ったのはいつものカルガモたち…あれ? 妙にくっつき合ってませんか?グループではもちろん、ペアだって泳ぐときは一定に距離は保っていることが多いのに… これは何…? 口を開けているのでガアガア何…

サクラ訪ねて②見沼代用水西縁(みぬまだいようすい にしべり)

春の嵐から一夜明けた本日は晴天なり。今日の花見は、やっぱりここに来なけりゃ終われない、見沼代用水西縁(みぬまだいようすいにしべり)です。 水路を辿って ちょっと不思議 動物たち 水路を辿って 水路の向かって右岸(概ね東側)には見沼田んぼ(今では…

サクラ訪ねて①円乗院、与野公園

午前中は体調がいまいちだったので野球観戦は取りやめ、午後から近いところで桜探訪でも…というわけで、シダレザクラで有名な円乗院と、バラの頃しか行ったことのない与野公園にも寄ってきました。 与野本町駅から与野公園への道の途中にある立派な寺院が円…

散楽団はなぜ殺されたのか~「光る君へ」第9話「遠くの国」~

10話を見る前に、先週の最大の疑問について、自分なりに考えた結論をまとめておきます。いろいろ考えてるうちに直前になっちゃった。 1 2~3話の時点で既に、直秀らは放免の、道長は検非違使の上役の恨みや反感を買っている 2 指示(依頼)の意図が理解…

早春、花探訪

3月最初の日曜日。暖かい日差しに誘われて、近場でちょいと春探し。 まずはさいたま市・市民の森の「りすの家」。この巨大なケージ(写真右奥)の中で、放し飼いにされています。冬場は冬眠してるのですが もう起きてた。 餌の中を泳ぐ こちらは、自分で埋…

見たぞ聴いたぞヤマガラ!

強風も少しおさまってきた今日は、ニホンアカガエルの卵塊を見たくなって北本自然観察公園へ。 近年、アライグマやカモ類に捕食されて卵塊が減ってきているそうで、ついにカゴなどを被せて保護を始めたとのこと。去年来たときとかも前に比べて少ないな、タイ…

漢詩の会!~「光る君へ 第6回 二人の才女」ネタバレ感想~

ますます面白かった「「光る君へ」第6回。見どころ満載な中でもとりわけインパクトが強かったのが道隆主催の「漢詩の会」でありました。 というわけで、今更ながら個人的な注目ポイントと感想です。 1 発端 ご注進 意外とやるな道隆 共同経営者貴子さま 漢…

『昭和の日本画と洋画 松岡翁 晩年の眼力』(松岡美術館)に行ってきた

2月11日の閉幕も間近、駆け込みで行ってきました。松岡美術館創設者である松岡清次郎氏が70代後半に入った昭和40年代後半以降、公募展等で発表された作品(つまり、その時点で世に出たばかりの作品)を収集し始めた、その成果ということで、昭和後半~終盤…

ついに発見!ミコアイサ♂ ※写真はありません

もう2月に入ったというのに、未だに今冬の目標であるオシドリにもミコアイサ♂にも出会えていない。3月はちょっと忙しくなるからなかなか散歩行けないだろうしなーと、ちょっと焦りが出始めた土曜日。 この池に来たのは今年初めて。遅くなりましたが今年も…

1カ月(弱)断酒をやってみた

実家で晩酌三昧だった年末年始。さすがに連日になり過ぎたかな~と気になり始めた1月4日、ふっと目に入った記事 ↓ じゃあ明日ウチに帰ったら始めてみるか、というわけで1月5日~31日まで断酒をやってみることにしました。 これまで2~3日に1度のペ…

小春日和の北本自然観察公園

久々にやってきました北本自然観察公園。ちょっとだけ早起きして、いつもより若干早めの到着です。快晴、そして真冬らしからぬ暖かさ。立春も近づいているとはいえ、こんなんでいいのか? 湿地の脇をぶらぶら歩いていると、早速ばさばさと何者かが飛んできて…

強風の野鳥さんぽ

快晴、強風。久しぶりに来た、某巨大調節池。 今日のねらいはパンダガモことミコアイサ♂(生殖羽)。茶色い頭のメスは何度か見たことがあるけど、巫女さんのような白装束に目元が黒というパンダ模様のオスにはまだ出会ったことがない。この冬の目標の一つで…

「生きものアルバム」始めました

構想はじめてからだいぶ経ってしまったけど、ようやく立ち上げたぞ~ yukiminoikimonoalbum.hatenablog.jp 長いことやりたいと思ってた、時系列に並んだ日記じゃなくて、生きもの毎にまとめた備忘録的なブログ。まだ10種類くらいしかないし内容もショボいで…

尋ね人不在、しかし…

今日はこの冬の目標のひとつ、オシドリを目当てに出現するという噂のスポットへ。しかし… 御不在のご様子。時間帯が遅すぎたのかな。 マガモさんカルガモさんはあちこちで見かけるのですが。 日を改め、もっと早い時間に出直すことにして、あとは園内をぶら…

メタセコイアとラクウショウ in winter

先日、大宮の氷川神社に初詣に行った帰りにふらりと立ち寄った大宮公園ボート池。 池のほとりに立つのはアケボノスギ、またの名をメタセコイア。 春から初夏にかけての新緑、赤褐色の秋の紅葉もそれぞれに美しいメタセコイアも、今は辛うじて所々に枯葉がぶ…

ローラ・フェイとの最後の会話(トマス・H・クック/ハヤカワポケットミステリ)

図書館で背表紙を物色していて、奇妙なタイトルに惹かれて手に取った1冊。大当たり。 主人公ルークはハーヴァードは出たものの、今はしがない三流大学の教授。20年前家族を襲った惨劇で麻痺した心を抱え、若き日の野望とはかけ離れた鬱屈した日々を送る彼の…

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