いつもの沼。
いい湯だな的アオサギさん。たまーにこういう腰湯状態になってるのは、なんか意味があるんですかね。
何かのアピール中なのか…冬が始まるこの時期のカルガモさんって、なんか騒がしいと思う。
というのは置いといて。
今日の主目的はタイトルのとおり。この前来たときよくわからなかった、エノキとムクノキの判別。実も葉も残っている今の時期なら、よく見れば判別できるはず。
背の高い樹木が立ち並ぶ右岸の小径に入り、まずは、実のなってる枝を探します。
よっしゃこれだな。緑の樹々の陰に隠れててっぺんしか見えないけど、黄色く紅葉してる中にぽちぽち黒っぽい実がついてる。
もちろん肉眼では遠すぎて葉も実もよく見えませんが、カメラでズームしてみると
おお!赤っぽい実。葉っぱの鋸歯(縁のギザギザ)も上部(先端側)にしかないことがわかる。これはエノキの特徴です*1。
しかしムクノキもあるはず(↓ 前回来たとき、エノキとはちがう実が落ちてた)
おっ、あれなんかどうですかね。さっきのよりも樹高がだいぶ高そう。エノキ15~20mに対してムクノキは15~30mというから*2、可能性アリ。
葉っぱはやや細い卵型で、エノキの葉に比べて、下の方まで鋸歯がある。
そして黒いしわしわの実
足元を見ると、熟さずに落ちた実
やはり葉の形や果実の色などから*3、これがムクノキに違いない。
どちらも2,3本ずつはこの岸辺に植わっているようで、ヒヨドリさんたちが絶叫しながら飛び交っていた。ただ、近いところにいると全然じっとしててくれないので、
はるか遠くから撮影。これはたぶんムクノキ…ですかね。
あれっ、
夏みかん!?秋なのに!?
ネットのサイトを幾つか巡ってみると、夏みかんは初夏に花が咲き、実が色づくのは秋。ただしこの頃(つまり今)は酸味が強く、冬を越して翌年の夏前が食べ頃になるらしい。知らなかった…!何となく、夏に実がなるもんだと思ってましたよ。今は黄色だけど、最終的には店で売ってるようなオレンジ色に変わっていくのかな?
それにしても……何度も来てる場所だけど、花にも実にも気付かなかったなあ…これからは欠かさずチェックしてみよう。
沼辺の桜並木も、深く色づいた葉をひっきりなしに落とし続けていた。秋ももう、あとわずか。