今日も10時からの試合のため、混雑を避けて早朝に出発。比較的空いているという都営新宿線を利用して船堀まで行き、そこから新川を少し歩いて時間を潰して江戸川区球場に向かうという計画です。
たしかに、まだ6時台の都営新宿線は空いていた。そこに至るまでのJRはガラガラとはまでは言えませんが、仕方ないのかな。なるべく人から離れるようにチョロチョロ動いているので傍から見ると不審者に映ったかも。
船堀駅から南へ歩くと新川に出る。千本桜か…もしも来春を平穏に迎えられたら、是非来てみたい。
なんか、不思議な感じ。 町の中の静かな水面。珍しくはないはずなんだけど…
しばらく歩いているうちに思い当たった。
土手がなくて水面がグラウンドレベルに近い(場所によっては水面の方が高いところさえある)からなんだ。そこに水がなみなみと豊かに流れているから。川と道、川と家並みがとても近いことが、心地よさと畏れを同時にもたらす。もちろん治水とかはちゃんと考えられているんだろうけど、水が眼下ではなく水平に近い位置にあるというのは魅惑的であり、怖ろしくもあるのだ。
人間の生活との近さが親しみやすく、同時に怖くもある。
そんな中でも一人優雅に泳ぐカルガモさん。
新川を離れてしばらく歩くうちに、通りがかった公園の樹木。葉陰にピンクが垣間見えた。
花じゃなかった。
なんじゃこりゃ。
何ですとー!?
あの早春の清げな花の実がこれなのか…しかし 調べてみると、近種のモクレンなども同じような実をつけるらしい。そういえばモクレンの実って見たことないな。以前勤めてた会社の近く、大宮公園や市役所、近所のあの家この家、いろんなところの花はしっかり覚えてるのに。今度通ることがあったら探してみよう。
更に歩くと、大きな公園に通りかかった。
時間があまりないので今日は庭園だけ覗いてみよう。
日本庭園ということなんだろうけど、なかなか斬新。
この激しい渦は人工的に水流を作ってるんだろうけど、面白い。
苔むした句碑。「道の左右に潮満ちて」で新川の川べりを歩いたときのざわざわ感を思い出す。
小滝の縁に集まるカルガモさんたち。
流水でかなりの圧がかかってると思うけど…
なぜわざわざ?
ここまで踏ん張るのか。
もしかして、この圧が快感?押し流す勢いの強い水流の中で足踏ん張って水の力と自分の力を感じるの。…という理解でよろしいんでしょうか?まあ痒い所を掻くのが気持ちいい、ってのも人間もその他の動物も、共通の快感だしね。昆虫とかがどうかは知らないけど…
さらに流れの上流に行ってみると、ここにもカルガモさんたちが…ん?さんたち??
うおぅ!もはやヒナではないが大人でもない子たちが!!
羽毛はまだふわふわ頼りない感を残しつつも、愛くるしい顔立ちはだいぶ鋭くなっている。
まだよちよちっぽい歩きがかわいい。
水が透明すぎるので潜りも丸見え。
こんなきれいなところに、餌はあるんだろうか?
やはりありそな所に向かう…
思ってもみない出会いが感激でした。しかし、ヒナ引き連れの時期は4羽5羽が普通なのに、2羽というのは、自然の厳しさ故、なのだろうか。
目的地到着!
この夏はこれが最後だけど、秋また来るときは(有観客でやってもらえたら)、また寄り道してみたい。