朝は雷ゴロゴロでどうなることかと思いましたが日中は良い天気。無駄にしちゃならんとばかりに今日も場所を変えて、川沿いの公園2つを巡ってみることにしました。
まずは、キンクロハジロやコガモがよく飛来する池がある公園。
いたいた、コガモさんたち来てる。茂みの向こうでたむろってるのが10羽くらい。
と思ったら、一番奥の方で別のグループもぷかぷか浮いてた。こっちの方が多くて15羽くらいですかね。
一大勢力になるはずのキンクロさんたちは、まだトリオに過ぎなかった。
うーんそれほど大きな池ではないし、冬場にコガモがこんなに沢山いたことはないような気がするんだけど…もしかするとここからまた別れて別の水辺に向かう子たちもいるのかな?
おっカワセミさん
今日は2,3羽いたようで、青い弾丸がぎゅいんとぶつかりそうに交錯する光景も見られました。もちろん動くものは撮れない私のこと、写真はありませんが…
木道に散らばっていた実。何だろまだ青いのに…と思って見あげると
あれ?これってオニグルミじゃね?初夏の頃とあまり変わってないけど…
割ってみた。クルミですね…堅い
ていうか、クルミってこうなってるのか!ドングリみたく種(?)だけ落ちてるイメージだった…
公園を出て川沿いの土手をぶらぶら歩いていくと、カルガモさんが岸辺の草をむしりながら泳いでいた。
冬場のこの川で一番よく見かけるのはカルガモとオオバン、コガモやヒドリガモも見かける。そういえばオオバンまだ見ないな…いるときは「あまりにもどこにでもいすぎじゃないか?」と心配になり、いなければどうしたんだろう…と不安になる。でももうそろそろ襲来するはず。
もうひとつのスポットはいろんな植物を植えこんだビオトープ。しかし休園だった…でもまあ絶好の散歩日和だし、もう少しぶらつくか……ん?
橋のたもとの電柱の天辺に立つそのシルエットはカワウさんなんだろうけど…なんか変
まず1羽め。頭や腰に白い婚姻色が綺麗に出てます。
2羽め。こっちは白くなっていない、通常バージョンです。カワウは雌雄同色で、白くなってる方が♂だとか♀だとかいう区別はないようだけど、2羽いて片方が婚姻色になってるけどもう一方はなっていない、というのは前も見た覚えがある。
そして最後の1羽。やはり、黒さが足りない…白茶色っぽい体色で、体も少し小さく見えます。
若鳥のようです。頭のぽやぽやもなんか可愛い。
巣立ちの時期は終わってると思うんだけど、やっぱり家族なのかな?それともたまたま平穏に近くにいることをゆるされてるだけの他人なのか?
ともあれ、カワウは成鳥しか見たことなかったんで、若鳥見れたのは嬉しい。
などと感激しつつ目線を戻すと、うおお真下に大量の白い糞が!
あわてて直下から離れる。お気に入りの休憩スポットなんですかねぇ…
そして。
この辺に来たときいつも寄る川沿いのチェックポイントを確かめて(まだ誰も来てないようだった)、こんどこそ帰るか、と思ったそのとき、土手の叢からヒヨドリやムクドリよりは大きい、ハトやカラスにしてはスマートな黒い影がすっと飛び出してきた。
これは、もしかして…
帰って図鑑を調べてみても、やはりカッコウとかホトトギスの仲間によく似ているように見える。背中側なので一番決め手になるお腹の横縞模様が見えないけど、ちらっと見える白いお腹に黒い横線の端っこが見えてるし。あとは黄色いアイリングに囲まれた目が黒っぽく見えるから、ホトトギスなのかな…自信ないけど*1。
というわけで、思わぬ出会いで感激!の連続となった嬉しい一日でした。
*1:同定については『ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑』(2015年、ナツメ社)P122~123「カッコウ類3種の見分け方」を参考にしています。