季節はずれのぽかぽか陽気。こんな日はどこか行かなきゃ勿体ない。しかし日曜日だし混雑するとこはやだな…というわけで、あまり混んでなさそうな野っ原へ。
群生するススキが日差しを受けて美しい。
土手の下には調節地もあるのですが、見た感じ誰もおらず残念…コガモさんとかよく来てるのですが、今年はまだなのか、たまたま不在なだけなのか。
ここで多いのはなんといってもカラスとスズメです。
住宅地に近いし、カラスはハシブトさんだけかな
と思っていたら、
仲睦まじげなハシボソさん
ハシボソガラスと言ってもこの通り、クチバシが極細というわけではなく、あくまでハシブトガラスと比較しての話。一番わかりやすいのはおでこのシルエットですね。盛り上がるように秀でた額のハシブトガラスに対して、ハシボソさんのはなだらか。おでこは見比べなくても区別がつく。
ハシボソさんは街に近い所ではなかなか見られないので、結構貴重なスポットかも。
スズメの群れもここには必ずいる。実際はもっとずっと多く、何十羽もいるんですけどカメラを向けるとざざーって一斉に移動してしまうのだ…
大きな群れがいるのは、やっぱイネ科の雑草が豊富だからなのかな?
そして、やはり必ずと言っていいほどよくいるのがモズ。あれ…でも、なんかいつもと雰囲気が違う?
この間別の場所で撮影したのはこの子 ↓ うむ。やっぱ違うわ。
このように↑目の周りの線が黒いのがオス、今日のように目の周りが茶色いのはメス*1。メスの方が優しい顔に見えますね(猛禽のあかし、鉤型のクチバシは変わらんけどな!)。あとお腹もオスは赤茶色で、メスはうろこ状の模様がある点も違います。
それにしても、ここに限らずモズは何度も見たけど、メスを見た記憶があまりない。たまたまなのだろうか?それとも、止まる位置とかに違い(オスの方が見つけやすい場所だったりとか)があったりするんだろうか?
今日はあったかいし、何か新機軸を探すべく、googleマップでみつけた近場の公園などに寄り道しながらぶらぶら。
昔住んでたとこからわりと近くて、土地勘はあって然るべきなんだろうけど、まったくわからん…かと思うと突然知ってる大通りに出てしまったり。
年季の入ってうらぶれたのから今ふうの新築まで二階家が両側に立ち並ぶ細い道は不規則に曲がり、入り組んでいて、アスファルトの舗装はでこぼこのつぎはきだらけ。どこにでも残ってる昭和の住宅地なのでしょうが、やはり、懐かしい。
あてどなくぶらぶらしながら、初めて入る店でお昼食べて、初めて入る店で牛乳など買って帰宅。
すぐ近くにも、知らない場所、眼に入ってないものはたくさんある。まだまだ。
*1:石田光史、『ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑』、ナツメ社、2015年、P251