秋の賑わい、白幡沼。されど…

岸辺の木立もすっかり色づき、水面の鳥影もだいぶ密になってきた、久々の白幡沼。でしたが……

「メモリーカードが入っていません」

デジカメのメモカ抜いたまま忘れてきた………



気を取り直して。


まず目を惹いたのはハシビロガモ氏たちの白ペンキ色の腹。次いで大勢で餌取りしているコガモさんたち。この沼の冬の二大勢力です。
しかし夏の常連が一掃されてしまったわけではなく、沼の奥の方ではカルガモグループが陣取っているし、まだクチバシの赤味がなくて黄色い、若いバンの姿もありました。カルガモさんたちはひっきりなしにガアガア声をあげている。見慣れない連中が押し寄せてきて沼の真ん中を我が物顔でうろつき泳いでいるので、警戒してるのかな?


カラスがコサギをしつこく追い回していて、コサギの方は岸辺の樹の梢から沼の上まで逃げ回ったあげく、草むらに舞い降りて隠れてしまった。
白と黒。コサギの方がだいぶ大きいイメージを持っていたのですが、チェイスシーンを見ると、あまり変わらない感じ(図鑑を見ると、コサギが全長61㎝、ハシブトガラスは56㎝とある)。
実はコサギはもう一羽いて、沼から突き出てる木の枝に止まってたのですが、目の前のチェイスにもまったく我関せず、カラスの方もこっちの方は気に留める様子もない。追いかけられた方は、縄張りに入っちゃったとかだったのかな?もっともこのカラスはその後で、沼の真ん中を泳いでたハシビロガモさんにもちょっかい出してましたが…
コサギがカラスに追われるのも初めて見たし、カルガモさんのガアガアといい、新しいシーズンを迎えて全体的にまだ落ち着かない感じなのだろうか。


常連のカワセミさんアオサギさんの姿もあり、コツコツコツコツと速いビートに頭上を見上げると、桜の幹や枝を跳ねまわりながらコゲラさんがドラミングしていた。ここで見るのは初めてのような気がする ♪


そしてなんと、しばらくぶりにゴイサギ様(←貴族であらせられるので)が!!どこからか飛んできて、岸辺の枯野に着陸(初めて見た時もここだったなあ…定位置なのか)。なぜこんなときに限って「メモリーカードが入っていません」なのか…とりあえずスマホで記録として撮影。

f:id:yukiMynn:20201112160730j:plain




次も皆に会えることを信じて、また来るよ!

スポンサーリンク