ときおりヒヨドリの絶叫が響き渡るなか、別所沼公園へ。
3週間前に来たときには水面を飛び交っていたトンボも姿を消している。いつの間にやら秋も後半戦、ということらしい。となると期待されるのは…
キター!来てたー♪
やはり
このお方が…
別所沼のパンクアイドル、キンクロハジロさん
後頭部の寝ぐ…いや冠羽が控えめだし、クチバシの根元が白くなってるので、メスかな。2周くらい巡ってみたけど、1羽しかいないようだった。最盛期は白ペンキの点描のように水面を埋め尽くすキンクロ軍団ですが、ラッシュはこれからなのでしょう。
それにしても渡りって、遅れるヤツがいるのは知ってたけど、来るときもある日突然大挙してやってくるわけではなく、はじまりもぼちぼちなんですね。別にこの子も一羽だけで北からずっと飛んできたわけじゃないんだろうけど、小さな群れで飛んできて、越冬地に入ったら、あたしはこの沼、俺はあの池…みたいに細かく分かれて冬の住処に降りていくのか。渡りのピークの時期にはもっと大きい群れでばんばん来るのかな。いつか渡ってきて到着するところも、見てみたい。
カルガモさんが休憩中の岸辺に、何となく近寄ってみたり。陸地が得意なカルガモと違ってキンクロハジロは歩くのが苦手らしく、私はお腹から下をみたことがない。
カルガモは一年中いる留鳥だけど、冬場はあまり見かけない。渡りのカモさんたちが押し寄せてくると、い辛くなってしまうのだろうか。のんびりくつろいでいるように見えて、「あー今年もそろそろかー」とか思ってるのかもしれない。
ずいぶんと凛々しくなったカイツブリ若様
ああ、お父さんお母さんの面影が…
潜水もだいぶ上手くなったようでした(まだまだだがな!と言われそうな感じではありましたが)
こちらはバンさんたち。
浮島みたいになってるところに大人たちが乗り込むと
若鳥も続いて上陸!
ところがすぐ、再び水に戻る……なんか子細に見たわけじゃないけど、追い払われたっぽい感じがしてしまった…そういう時期なのかな…
バンも留鳥ということになっているけど、冬場は全然見かけなくなる。次に来たときは、もういなくなっているかもしれない。
コサギさんの優美なポーズ。体柔らかいですね。
すっかり秋深くなっちまったな…と物憂い感慨にひたりながらの帰り道。
ピョコンと道端で緑が跳ねた。
オンブバッタ!久しぶりだな~と思って見ていたら、何を思ったか擁壁にとりついた。
のぼるつもりなの!?上は住宅の庭になっているけど、1.7~1.8mはありそうだぞ…
うぉう、もう半分くらいまで来た。滑り落ちるなよ~
上の庭は草木なども植わってる楽園(推定)。あとちょっと!
よっこらしょっと!
よしっ!
見ている方もホッとした~よじ登るのも上手いんですね…ささやかな、新たな発見。