快晴の土曜日兼勤労感謝の日。にぎわいの別所沼公園
この秋冬は樹木を勉強しよう!の一環として、今日はこれで樹高を測りに来ました
これは、三菱製紙㈱様が運営するエコシステムアカデミーHPの「キッズコーナー・木の高さをはかる」で紹介されていた「木のたかさ測定器」です。www.mpm.co.jp
まずこの辺の低いやつから測定してみる
やり方としては、樹から離れて立ち、「木の高さ測定器」の上辺を目の位置に持っていって測定器の先端を木の天辺にあわせ、重りの5円玉の揺れが止まったところの目盛りを読む。
樹高=木からの距離×目盛り
※木からの距離は、あらかじめ自分の歩幅を確認しておき、歩幅×歩数で算出する。
ところがこれが、上辺をてっぺんに合わせるのとか、重りが停止したところの目盛りを確認するのとかが、ブレたりぐらついたりしてけっこう難しい。
結果は、
通路挟んで左側の濃い緑の木:4.6m
右側の黄緑色の木:5.6m
ホントかよ…!そんなに差があるようには思えんぞ。
次いこ次。24.2m
39.1m…だそうです
うむむ…さっきのイチョウよりはだいぶ高いというのは確かだけど、数字としては。なんかイマイチ信用できんな…
てっぺんの目線合わせや目盛りの確認が難しいのはもちろんだけど、それに加えてここまで高いやつだと相当距離を取らないと測れないからそのぶん誤差も大きくなるし、途中に障害物があったりして歩幅で距離を測るのも難しくなる。
このやり方は修業を要するようだ。
疲れてきたのでもっとお手軽で正確な、自分の身長を利用する方法でやってみる。
私の背丈はちょうどこの樹の葉っぱが生えていない辺りまで。
写真で測るとだいたい樹高はその2倍なので、3.2mくらい。数字にすると意外と大きいような、小さいような。進撃の巨人でサシャが斧と弓矢で立ち向かった巨人、あれ確か3メートル級だったっけ…エレンは15メートルだから、さっきのイチョウよりもだいぶ低いわけだ。昨日進撃の完結編劇場版見て来たせいか、ふとそんなことを思い出す。
それはそれとして、待てよ……じゃあもっと背の高い樹も、自分の背丈がこの辺、という目印があれば、写真撮って背丈の何倍かを測って樹高を割り出すこともできるじゃん!傷はつけられないからリボンをまくとかがいいかな。次はそれで行こう!(誰か連れがいる方は、自分入りの写真を撮ってもらえばいいだけなのでずっと簡単です)
測り疲れたので今日は終了。ぶらぶら紅葉見て帰ろう。
まだ緑も多く残っているけど
来るたびに紅葉が深まってる
ヒヤシンスハウス
黄色い葉っぱが綺麗な裏手の樹は、調べたけど名前がわからなかった。
(2024.11.26追記)
どうやらユリノキらしい(同定には、『葉・花・実・樹皮でひける樹木の事典600種』(金田初代・文 金田洋一郎・写真 西東社、2015年 P80)を参考にさせていただきました)。ほとんどの樹木は、葉っぱの先端が凸型になっており、このようにちょっと凹んた形になっているのは珍しいようだ。その形ゆえに半纏に見立ててハンテンボクという異名もあるそうです(前掲書同ページ)。
ネットで探してみるとさらに詳しい記事が。
それにしても、初夏に咲く花も写真でみるとチューリップのようで可愛いらしいのだけど、まったく覚えがないぞ。↑ 上の記事によると、葉と葉の間に隠れるように咲くのであまり目立たないのだとか。来年は気を付けて見てみなくては。
カワヅザクラ。黄色く紅葉しているところもあるけど思いのほか緑が多い。
ソメイヨシノなんかはさっさと紅葉してどんどん散っているのに、どうしてだろう。
帰り道、県庁の脇を通ったら、ギャアギャアと叫びが聞こえてきたので見上げると、柿の木にオナガさん
忙しなくあっちつつき、こっちつつきして、飛び去っていった。同じカラス科といってもサイズが違いすぎるので、カラスのようにくわえて持ち去るとかはできないようだ。
ん?隣の樹は?
薄黄色の小さくて丸い実が鈴なりに
葉っぱはまだ青々と残っているようだ
ネットで調べてアタリをつけてみると、どうやらセンダンらしいのだけど…
手持ちの図鑑で調べると、葉の形は似ているし実の大きさは同じくらいに見えるけど、実はしなびてしわしわになったのしか載ってないので確信は持てなかった*1。もう少し季節が進めば実が乾いてきて同定できるだろうか。
センダンは初夏に白と紫の美しい花を咲かせる。センダンだとしたら、脇を何度も通ってるはずなのに見過ごしてしまってたんだろうか…
まあ、柿だって、実ばっかりて花は見てないけどね!
*1:菱山忠三郎、『身近な樹木』、主婦の友社、平成10年(1998年)、P129