ざわめく風、五月

2,3日すっきりしない天気が続いた後の快晴。こんな日はやはり公園散歩。

 

昼間のひょうたん池に水鳥はほとんど来ない。一番多いのは釣り人である。

風が吹きわたり、シダレヤナギもメタセコイアも青く揺れていた。

 

日光浴中のミシシッピアカミミガメさんたち

斜面にいる奴らは上っている途中なわけではなく、そこにじっと止まっている。頭から日差しを受けようと首を伸ばす者と、背中一面に浴びる者。好みの差か、身体の部位の乾き具合の違いだろうか。「甲羅干し」という名称からすると、甲羅を向けるのが正統なのかもしれんけど。

 

花期はまだ先で閑散とした菖蒲田を囲む土手で、ハシボソガラスさんズがせっせと餌さがし。ありふれた光景だけど、光と黒のコントラストが美しかった。

 

こちらも影絵のようなヒヨドリさん。ソメイヨシノの枝に止まってパクっとしたのを見つけて、実はつかないはずなのに何を?と思ったら、これだった。アブか何かみたいですね。

 

 

アジサイもまだまだだよな~とふらふらしていたら、見慣れない花木が満開になっていた。

 

花芯は濃紫、花びらは細く白に近い可憐な花がびっしり咲いている。高木なので裸眼では見えないのが残念。

家に帰ったら図鑑で調べよう、と思ったのですが

 

別の場所で説明書きがある樹を見つけた。

これがセンダンか!でも香りなんてしなかったぞー。と思ったら、諺のセンダンは香木の白檀のことで、このセンダンとは別物のようですね。

秋には淡黄色の果実が垂れ下がって実るそうで*1、その頃また来てみたい。

 

クワは背が低いので赤く色づいた実がよく目につく。

 

いつもの池に寄ったら、タイミングよくカワセミさんがいた!

なんか絵画的…と思って見てたら

 

ポーズは雄たけびみたいだけど無言。何だったのだろうか。

 

 

日差しあり、風あり。日光浴に最適な

五月の昼下がり。

*1:菱山忠三郎、『身近な樹木』、主婦の友社、平成10年(1998年)、P129

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