水辺に秋がやってきた

昨日皇居のお濠に寄ってみたら誰も来てなくてちょっと寂しくなったので、今日は誰かしらもう渡って来てそうなこの池を久々に訪問。

 

 

良く晴れて、日差しはあるけど風はひんやり、素晴らしい天気、素晴らしい秋。

枯れ始めた葉の中で、まだぽつぽつとスイレンが綺麗に咲き残っている。

 

やはり来てた!!ヒドリガモさんたち。まだ雌雄の区別がつきにくい。

マガモグループもいたけど遠すぎて綺麗に撮れず。そういえばこっちの岸辺近くに来たのをみたことないような気がする…用心深いのか、いつもこの場を賑わしているヒドリガモやオナガガモよりずっと小さいから、苛められるのを恐れてのことだろうか。

 

いつ見てもスマートなオナガガモさん。メスか、オスのエクリプスだと思う。何羽かいたけど、まだ♂の生殖羽の兆候が出てる子はいなかった。

 

何となく穏やかに入り混じってる。

 

 

こちらは、よくわからない曲がり方をしているアオサギさん

 

シラサギもやってきたのですが

 

たまたま近くにいるところを見ると、アオサギの方が大きく見える。並んで立ってるわけじゃないから何とも言えないけど、ダイサギ(オオダイサギ)じゃなくチュウダイサギかチュウサギなのかな?どちらも夏鳥だけどチュウダイサギは越冬するものもいるし*1、チュウサギも渡りは10月*2だそうなので、まだいてもおかしくはない。

 

クチバシが黄色く先端だけわずかに黒いというのもチュウサギの冬羽の特徴*3だけど、一番わかりやすいポイントは口角の切れ込み。チュウサギは目の下までだけど、ダイサギ&チュウダイサギは目の後ろまで切れ込んでいる。この方は目の下までですね。ちなみに

 

ダイサギはこう ↓ です。明らかに違う。クチバシの長さ太さや顔立ちそのものもかなり違って見えます。

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というわけでチュウサギさん。次に来たときにはたぶんもう旅立ってしまっているでしょう。

 

 

イトトンボをよく見かけるスポット。くりりんとまん丸い目が他のトンボと違っててめずらしく、細い身体とコントラストをなす可愛さ。

この子はすぐに見つけたけど、他には見当たらず。その代わり(と言っていいのか)アキアカネらしき赤や赤茶のトンボはそこらじゅうをすいすい飛び交っていた。

前にイトトンボたくさん見かけたときはもう少し早くて、コガモしか来てなかったから、ちょっと時期が遅かったのかもしれない。来年はもう少し早く来てみたい(そのためにも残暑は少しマシであって欲しい…)。

 

虫たちにモテモテ、もはや秋の野原の主役とも言えるセイタカアワダチソウ。まだ開花しきってはいない。つぼみはこうなってるのね。

 

この取り合わせを見ると、物淋しさと共に、ああ秋が深まってきたなと感じる。

 

逆さにつかまって吸蜜するアブ(だと思う)。拡げた羽根に黄色い花粉が散っていた。

 

 

空のキャンパス

 

 

*1:『ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑』2015年、ナツメ社P98「ダイサギ」

*2:参考サイト:身近な野鳥の識別講座① シラサギ3種の識別

*3:前掲書P99「チュウサギ」

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