初夏から梅雨へ【2023.6.2 オオヨシキリの生態について追加修正しました】

 

梅雨入り間近、5月最後の今日は、前回来たとき見つけられなかったオオヨシキリに再チャレンジしにこの大池にやってきました。

 

GWに来たときに目立ってたシラサギ(たぶんチュウダイサギ)は見当たらず、アオサギさんがぽつんと1羽だけ。髪、伸びましたね…獲物はナマズだろうか?真っ黒でよくわからんけど、形的に…

あ、あれ?

放しちゃった

と思ったらまた

洗ってんの!?

何度かくわえては放しくわえては放ししてから呑み込んでました(逃げられやしないかと、こっちがハラハラした…)。活きが良すぎたのか?

 

 

池の外周の遊歩道を歩いて、ギョギョシにぎやかなヨシ原で足を止める。声のする方を眺めていると、今日はちゃんと見つかった。ヨシ原の中を見ようとしてもダメで(そりゃそうだ)周辺の木々とか高く飛び出した茎の上とかの方が見つけやすいようだ。お気に入りの止まり場所はソングポストというのだそうです。

横向いたり後ろ向いたりしながら全方位アピール

クチバシが開く前に喉が膨らむ

 

地味な容姿、うるさいほどの大音量、美しいとはいえないけど特徴的で、どこかユーモラスなさえずり、一生懸命感を醸し出す赤い口。好きだなあ…

 

ちょっと移動

【2023.6.2 追加修正】

しかし…たまに来て聴くだけの私は「初夏の風情だなあ…元気あってよろしい」ですむけど、このさえずりは縄張り宣言&花嫁募集のためのものらしい。

オオヨシキリは一夫多妻制で、20~30%一部は2~3羽のメスを得るのだそうです。オスはつがいになるとさえずりを止めて妻をガード、産卵が終わり(受精可能期間も終わり)メスの抱卵が始まるとさえずりを再開して第二のメスの獲得に乗り出す。*1)それでも次のメス、その次のメスをGETできるヤツもいるんですね…

 

 

強風に煽られふんばるツバメシジミさんがなんかカワイイ

よく見ると後翅のオレンジのところの縁の方にちょこっと飛び出した突起があって、これをツバメの尾に見立てたのがツバメシジミの名の由来だそうです*2

 

モンシロチョウ。意外に珍しい正面顔。春を生き抜いた翅はもうボロボロに…

 

 

帰り道。道路脇に降り立ったカワラヒワさん。すまし顔だけどクチバシになんかついてますよ!

ここはクワの樹がたくさんあるのに誰かが食べてるところはなかなか見ないな~勿体ないな~と思ってましたが、やっぱりちゃんと食べてるのね。

*1:参考文献『見る聞くわかる野鳥界 生態編』(石塚徹編著/信濃毎日新聞社 2016年)P80

*2:参考サイト:コトバンク「ツバメシジミ」日本大百科全書(ニッポニカ) 、世界大百科事典 第2版

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