夏の終わりの早朝に

あまりの酷暑に不要不急の外出はできるだけ避けてたこの8月。そうは言ってもあまり歩かないのもまずかろう、まだ日差しがきつくない早朝ならどうだろう?と何度か早朝散歩をやってみましたが、これがなかなか気持ち良い。まだ涼しいし日差しもまだきつくないので、帽子被ったり日傘ささなくていいのがラクでいい。

 

今日も、しばらくご無沙汰だった行きつけの池まで行ってきました。

 

逆光がまぶしい水面は、静かなもの。

 

それでも、奥の方には定番のカルガモグループ

 

手前の茂みにはカイツブリ。まだまだ続くマイホーム物語。

 

脇道を進んだ奥の方、林とまでもいかないような木立ちの上では、オナガがギュエギュエ大合唱中ですが、あれれ?

 

トレードマークの頭のくっきり黒ベレーのはずが、なんか灰色っぽい。

顔だちも幼いし、幼鳥なのかな?

 

帰って図書館で調べてみるとやはり、頭に胡麻塩斑があり、尾羽も成鳥に比べ短いという特徴がある*1ということで、幼鳥ですね。成鳥の尾は身体と同じくらいの長さだもんね ↓

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そういや、成鳥は(声以外は)似てると思ったことなかったけど、若鳥はカラスの若鳥にちょっと似てる感じがする。さすが親戚?

 

もと来た道を戻る途中、バンさんも姿を現した。

 

こちらはバンの幼鳥。成鳥ではあまり記憶にないんだけど、若鳥はよくこういう翼びろろんポーズをしてくれる。色合いは地味だけど形がとても綺麗 ♪

 

さっき見たカイツブリホーム。交代の時間か?(カイツブリの抱卵はツーオペ)と思いましたが

 

なんか様子がおかしい。葉っぱをくわえて忙しなく行き来してる。巣を補修しているようなのですが、抱卵中にこういう作業しているカップルは見たことなかった。

巣の具合があまり良くないらしく、ちょっと心配。ちゃんと孵化するまで抱卵を続けられればいいのですが。

 

トンボの姿は少なめだったけど、見慣れないトンボが池の中の杭にずっと止まっていた。うぉーかっけー!虎縞模様がステキ。しかしお尻の円盤は何?

調べてみると、ウチワヤンマというらしい。ヤンマといいつつ、サナエトンボの一種。*2サナエトンボとヤンマがどう違うのかは不勉強ゆえわかりませんが。

このウチワ状の半円が名前の由来ということなんでしょうが、これの用途は書いてなかった。単なる飾りかもしれないけど。

 

 

この季節、ことのほか目立つサルスベリ。ついこの間まで「濃いピンクの縮れた塊の花」としか思ってなかったけど、よくよく見ると不思議な形をしている。

雄しべは長いのと短いのと、2種類あり、ぐじゃぐじゃのピンクの塊に見えた花も、ちゃんと何枚かの花びらに分かれている(当たり前だけど)。

 

これが花びら1枚というわけです。

 

 

 

今日は久しぶりに昼間も外出してみたら、まだまだ確かに暑いけど、日差しの厳しさはだいぶ弱まっているように感じました。これは有難いことで、用心しつつ、引きこもりモードを解除していきたい。明日から9月。

*1:『山渓ハンディ図鑑7 日本の野鳥増補改訂新版』(2011年、山と渓谷社)P622 オナガ

*2:参考文献:『ネイチャーガイド 日本のトンボ』P220(2012年、文一総合出版)

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