久しぶりに朝から晴れて、30℃を越す真夏日の予報。貴重な暑熱馴化の機会を逃してはならん!というわけで、まだちょっと早すぎかなーと思いつつも、見沼代用水西縁のヤブカンゾウを見に行ってきました。
浦和西高正門前の正樹院橋からスタート。
西高斜面林の案内板が見当たらないなと思ったら、参院選ポスターの掲示板がどどーんと立てられた裏に隠れてた。
しかし見沼代用水沿いを歩いても歩いても、目当てのオレンジ色は見当たらない。さすがにまだ早すぎたか…
それでも木陰の道を辿ると下の土手には
半夏生の「葉」が見頃。
(一財)日本植物生理学会様のHPに載っていたQA↓を見ると、目立たない花の受粉を助けるため、この時期だけ葉の葉緑素が出なくなって白くなるのだそうだ。
後日来たとき緑に戻っているか確かめたい。
これはオカノトラオ。初めて見る気がする。トラオは「虎の尾」で、湿地に咲くヌマノトラオという近種も別にあるらしい。
尻尾のような形が可愛らしく、ひとつひとつの小さな花のつき方も可憐で、名前に合ってるような、そぐわないような。
他にもいろいろあるようで、(今見るとどれも緑の葉っぱにしか見えないが)時期を変えてマメに来てみるのがいいんだろう。
そう…決して今日も無駄足ではないのだ。
とはいえ、
やっぱり嬉しい一輪。
本番は、しばし待て。
<おまけ>
帰り道、草ぼうぼうの空地から飛び出して、てけてけてけーっと前の小路を横切っていくヤツがいた。小さい。耳がある。
デジカメの調子悪くてここだけスマホなので見辛いけど ↓ ネズミだった…
檻に入ってない現物をみるのは何十年ぶりだろうか。前に見たのだって、夜の暗がりの中のドブネズミで、全然大きさも違った。この子は尻尾は別として10㎝もないだろう。
反対側の道端の草陰に隠れたかと思うとコンクリートの擁壁をよじ登ろうとしたり、やめてはまた挑戦したりと、ごそごそしてましたが、やがて草陰に紛れて姿を消した。
どうやらハツカネズミだったらしい。野生のは白じゃないのね。
害獣ということもあるし病気の媒介という話もあるので複雑な気持ちはあるけど、ここにいたんだ、とわかったのはよかった。やっぱり可愛いし…