GWも明け、久々の公園散歩は、曇り空の別所沼公園。
若葉茂れるメタセコイア&ラクウショウ。
キンクロ軍団を始めとする冬ガモたちはとうに旅立ち、残るは留鳥のカルガモさん、
飛び立つことのできないマガモの破れ羽根氏…
冬ガモが姿を消したこの季節、存在感を増すのがバンさん(クイナ科)。冬場もいるのですが、身体も小さいし色合いも地味だし、カモたちに遠慮してなのか、池沼の中央に躍り出てくることも少ないので、あまり目立たないのだ。
しかしこの季節になると、ヘタなりに水面を漕ぎまわる姿も見かけるし、新緑が背景になるとスマートな黒も映えるのです。
そしてかなり大きくなった子バンたち
角度のせいか、ずいぶん大人びて見える。
羽毛はまだもふもふだけど、雛ともちょっと呼びづらい、微妙なふんいきを漂わせている。
そして、やたらめったら脚が速い!!親鳥と遜色ない感じにダダダダッと走ります
この逞しさを見よ!色はまだ成鳥のような鮮やかな黄色になっていませんが、キックはかなり有効そう。
そのぶん、泳ぐ姿はいまいち頼りない感じ…(これは大人になってもさして改善されないわけですが)
もっと小さい雛だった頃は親鳥が引率してましたが、もう親にくっついて回ることも、親の方があれこれクチバシを挟むこともないみたい。ただ、自分たち同士では(まだ心細いのか)完全に離れ離れになることはなくて、ちょっと離れてもすぐまた寄り集まってくる。
類似種のオオバンと違って、大人が群れてるの見たことないから、いずれは別れていくことになるんでしょうが…
岸辺をぐるぐる歩きまわっていると不意に、カイツブリのけたたましい叫びと羽ばたきが聞こえた。
眼を向けると、水面すれすれのところを
沼の中央の弁天島の辺りから対岸まで、かなりの距離を追ってきます。
ひぇぇぇー!
どちらもあまり高く、長く飛べないのでしょうか、1,2度着水してはまた低く飛ぶ。
あ、あれ?
羽ばたきと水しぶきが収まってみると、相手の姿がない。
もう岸辺。行き止まりです。んんー?どこ行った?
私も一瞬、追われてたのもカイツブリで、潜って逃げたのかな?と首をひねりましたが…
シーッ!
陸が得意なバンさんも、人や獣が入れないよう緑の柵に囲まれた楽園スポット以外にはあまり上陸しないのだけど、今回は緊急避難。
早く行けっ、行ってくれっ
あいつ、一体どこ行ったんだろ
ま、いっか
さて食事食事!
ぐりん!
潜水完了!
よし、行ったな…それっ!!
ふう…
カイツブリの縄張りに入ってしまったんですかね…カイツブリも繁殖の季節だし。
それにしても、動くものを撮るのって難しいですね…もっとがんばろう…
春は去り、
季節は立夏。