立春も過ぎ、暖かく晴れた4日。そろそろどんな具合かな~?と、大宮第二公園の梅の様子を偵察に行ってきました。緊急事態宣言下ですので、健康のための運動&散歩として、自転車で行っております。念のため。
梅林の入り口。
「梅が枝に 来ゐる鶯 春かけて 鳴けどもいまだ 雪はふりつつ」。古今和歌集としか書かれていないのは、詠み人しらずの歌だからですかね(帰って調べてみたら、詠み人知らずだった)。
上の入り口のとか、これとか、樹種によっては綺麗に咲き進んでいるのもあるけど、
全体イメージとしてはこんな感じかな。まだまだです。
でもそのぽつぽつ咲いているのが、
冬の裂け目からようやく顔をのぞかせた春、という感じで
今の季節に相応しい。
八重咲は、一輪二輪こそが美しい(と思う)。
例年開催されている梅まつりは残念ながらもちろん中止だけど、もう少し咲き進んだ頃、空いてそうな時間を狙ってまた来たい。あと1週間か10日くらいかな?
次は大宮公園のボート池に寄って、売店で買ったソース焼きそばでお昼。にしたのはいいが…
隣のベンチの人が餌やりおじさんだった…公園で野鳥に餌をやる人は老若男女問わずいるけれど、「餌やり禁止ですよ」と注意して止めてくれた中高年男性は(私の数少ない経験の中では)一人もいなかった。ので、注意するのももうやめてるんだけど、そやつはカラスたちにまでやりおる(わけへだてしないという点では立派かもしらんが)…しかも自分の前だけじゃなく斜めにも撒くんで、こっちにも来るんだよ!カラスさんたちが!!
というわけで今日は焼きそば平らげて池を一周して早々に退散。
いよいよ純白の輝きを増すキンクロハジロ♂たちの腹。
冬場はなかなか見かけないカメも、この陽気に誘われたのか日向ぼっこ。しかし沈没寸前の島みたいで、かなり窮屈そう。そういえば、このあたりにあった、水面に大きく突き出た太い枯れ枝を見かけなかったような気がする。5~6匹は軽く収容可能な絶好の休憩スポットだったはずだけど、もしかしてこれがなれの果てなのか?
本当は今冬初見参(たぶん)のミコアイサにまた会いたかったけど、姿がなかった。どこかへショバ替えしてしまったのかな…
ちょっと残念な気分で、残る第三公園に向かったわけですが
今日の第三公園・みぬまの沼は
大型スターがどどーんと舞台中央に。
この時間になると風がものすごく強くなってて
揺れるアオサギヘアー(笑)
彼らに圧されてというわけではないのでしょうが、奥の方で固まっているカモさんたち。望遠で見てみると、
あーはいはいやっぱり。ハシビロガモさんたちでした。…ん??
そ、その茶色と緑のお顔は、
ヨシガモさんではありませんか!前に芝川でもしかして?と思う子は見たことあるけど、はっきり識別できたのは初めて。
最初目についたのがこんな絵面で、ハシビロガモの群れに♂二羽だけで仲良く収まってる…!?と心配になりましたが、
よく見ると♀もいたので他人事ながらホッとする。
それにしても、本当に♂の頭が扁平なのがよくわかる…左手前の♀さんは普通の顔立ちで色も地味めですが、眼の上のあたりが少し緑がかった灰色に見えます。目元がちょこっと黒くなっているのもカワイイ。
ナポレオンハットと呼ばれる頭の形はちょっと笑えるけど、
光の加減で様々に変わる色合いには本当に目を奪われます。
身体の羽毛の模様も繊細で美しい。
ハシビロガモさんたちとは、なんだかとてもうまく溶け込んでるように見えました(傍目には)。主な食物が、ハシビロガモは植物プランクトン、ヨシガモはイネ科植物の種子やアマモとかだそうで競合しないのがいいのか、ヨシガモの数が少ないから警戒されないのか、単に関心がないだけなのか、わからないけど…
また来るからね!