いつも大宮公園ばかり行っているので、方角を変えて合併記念見沼公園へ。大宮駅東口から徒歩25分くらい、自治医大さいたま医療センターの隣にあるのでセンター行のバスでも行けます。合併記念という妙な名前は、浦和・大宮・与野の3市の合併を記念した「セントラルパーク構想」の先行事業として整備された公園であったためだそうで。
公園の実質半分くらいは沼と湿地なのですが、木道が深めに張り巡らされているのが特徴。
そのおかげで、大きな沼や池だとなかなか近くで見られない水鳥たちを、割と近くからがっつり見ることができます。木道を歩かれるのにも慣れているのか、知らぬふりを通してくれる。餌やりする人の多い池沼の馴れ方とはちょっと違う、クールな感じ、とでもいうのか。
こういう何気ない食事風景がすぐ横に…
何気な…
もちろん向こう岸にいる時もありますが、対岸までの絶対距離が小さいので肉眼でもかなり見やすいし、私のような近視の人でも、双眼鏡でもあれば本当にキレイに良く見える♪
コガモたちは少し朝が遅く(あるいは一仕事終えて二度寝の最中だったのか?)、私が到着したときは彼だけが一人ぽつねんとしていた。9時を回った頃になると、他の連中も起き出してきましたが。
さーっと来て、さーっと整然と去るキンクロハジロ。髪型もだけど、こういう姿もやっぱ族っぽい…ホント面白い奴らだ。
写真のマガモ、コガモ、キンクロハジロの他、赤いおでこのバン、名前はわからないけどクチバシの長い小さなシギらしき姿も見かけました。シギはこれまであまり見たことがないので、次も会えたらいいなあ。
隣の芝生広場ではムクドリが集団で元気に餌を漁っていましたが、ツグミやセキレイなども混じって餌取りしていました。たまたまなのかもしれませんが、仲間内での小競り合いはあったけど、別種を追っ払おうとしたりはしてなかったみたい。ただ、ムクドリたちが示し合わせたように一団で飛び立って移動するときは、ぽつーんと取り残されてしまう…当人にはそんな気持ちはないんだろうけど、傍目にはなんだか切なく見える。
あまり見かけないセグロセキイレイさん
しめしめ。
遊ぶところ見るところとしては芝生広場と沼地だけで、広さも設備も大宮公園ズには(第二公園にも第三公園にも)及ばないのですが、改めて見るとこじんまりとした中にも良さがある。
大宮第三公園からは芝川沿いに下って1キロ余りという距離なので、天気の良い日にはハシゴして見るのもいいのかもしれません。