今年もやってきました桜の季節。あそこもここもと行きたいスポットがたくさんあって毎年悩みます。今日は今年の計画を立てる前提として、近年の花見を振り返ってみました。遠出はできないので近場の東京・埼玉限定です。
1 見沼田んぼ桜回廊
見沼代用水沿いを中心に、総延長20kmにわたる桜の回廊。一昨年行ったとき、満開はとうに過ぎていましたが桜吹雪が、まさに「あはれなり」。個人的には近年で一番印象的だった場所です。満開のときにも歩いてみたい。
のどかで穏やかな田園風景の中を、どこまでも続く桜回廊。所々にベンチがあるし、回廊沿いには大きめの公園が幾つかあるので休憩やお弁当には不自由しないと思います。大勢での宴会には不向きですが。
まさに、雪のごとく散り敷く。
【訪問時の記事】
【参考】見沼田んぼ桜回廊
2 幸手権現堂桜堤
埼玉県東部の幸手市が誇る桜の名所。当然のことながら毎年さくら祭りが開催され、大賑わいをみせます。桜堤と菜の花畑のコントラストが郷愁を誘う。実に…いいところです。
夕暮れ近くの朧な感じがしみじみと。
記念植樹された日本各地の桜を比べて楽しむこともできるし、夜桜見物ももちろん。堤の前を流れる中川では上空を猛禽が横切り、カモメの姿も見られました。なぜかヤギも飼われている…夕方行ったのであまり時間はなかったけど、一日いてもいろんな楽しみ方ができそうです。
【訪問時の記事】
【参考】 桜まつり(幸手市観光協会)
3 北本自然観察公園のエドヒガン
北本自然観察公園内の森のはずれ近くにひっそりと立つ樹齢200年の巨木。北本市の天然記念物です。ソメイヨシノと違って花の付き方がすっきりしていて、里山の桜らしい。
ひっそりと立つ樹の姿は幽玄。ひとつひとつの花は可憐。
この時期はいろんな野の花も咲き、虫たちも元気になるし、水場にはオタマジャクシやメダカもうじゃうじゃわさわさ見られるのが素晴らしい。
ちなみに、エドヒガンはソメイヨシノより開花が少し早く、公園HPトップの「エドヒガン情報」によれば、
3月22日満開!!
【訪問時の記事】
【参考】北本自然観察公園
4 都電荒川線沿線(※写真なし)
一日乗車券で好きなところで乗り降りできるので、いろんなスポットを巡りたいけど延々歩くのはあんまり…という方には便利。電車といっても全長も大した距離ではないので、進んだり戻ったりも気軽にでき、順序だてたプランなしで、気ままうろつくこともできる。
もう10年以上前のこと。
すごく楽しみにしていた用事がボツになって、そのために空いてしまった平日の休みに、鬼子母神辺りから飛鳥山まで都電を乗ったり降りたりしながら桜を見て歩いたことがある。ブルーな気持ちが消えることはありませんでしたが、それだからこそなのか、空間全体に溢れかえる桜がやたらと沁みた。桜に酔うとはこういうことなんだな…と初めて実感しました。
あれから、自分も世界も大きく変わってしまった。なかなか機会がないけど、何としても再訪したい場所です。
【参考】東京さくらトラム沿線桜情報
5 大宮公園
埼玉を代表する花見の名所。一面の桜はやはり見ごたえあります。
当然花見客も凄い。
個人的にはボート池周辺が好き。周囲を細い遊歩道がぐるり取り巻いていて、所々にベンチもある。いつ行っても静かでのんびりした空気が漂っている。
ボート池といっても今はボートは廃止されていて、水面には水鳥たちのみ。
【訪問時の記事】
【参考】大宮公園HP
6 六義園
大きなシダレザクラが素晴らしい庭園。見事のひとこと。大きすぎて写真に納まらん…
楚々とした感じの「第二のシダレザクラ」。
桜そのものもですが、庭園自体がいかにも由緒ある感じで圧倒されます。
鮮やかなモミジの新緑を見られるのも魅力。
ひとつ問題なのは、ソメイヨシノより開花が早い+超有名な庭園であるためか、花見客がどどっと集中して大混雑になるということでしょうか。前回行ったときは平日でもかなり凄かった…↓
【訪問時の記事】
【参考】六義園(東京都公園協会)
7 石戸蒲ザクラ(北本市)
国の天然記念物に指定されている、樹齢800年の巨木。大きく広がった枝が白い花で埋め尽くされるさまが壮観です。
「カバザクラ」はエドヒガンとヤマザクラが自然交配してできた、これ1本だけの品種なんですと。
【訪問時の記事】