複数地域にまたがる歴史年表をアクセスで作ってみる

今学期試験直後の記事で、同時代の他地域がどうなっていたか詳しくわかる年表がなかなかない…と書きましたが、あの後いろいろ考えて、エクセル型式の各国年表があれば、アクセスで繋げられるのでは…?と思い当って、試しにやってみることにしました。

 

1 素材

以下の3つを利用。

(1) こちらのサイトで見つけたEXCEL版歴史年表

ダウンロードフリー、何の制限もない、ということなので利用させていただきます(ありがとうございます)。地球誕生に始まる世界史の事象も掲載されていますが、今回は日本史の事象を利用。

ただし、御厚意で掲載されているものだと思うので正確性については自分で確認すべきだし、歴史事件をどう捉え、何を重視するかも人それぞれなので、自分なりに事象の追加・修正・削除をしていく必要はあると思っています。

(2) 昔作りかけて放置してある日本文学史年表

歴史事件は殆ど何も入ってないが、和暦と歴代天皇は自分が作った表の方が使いやすいのでこちらを採用。

(3) 韓国朝鮮の歴史年表

こちらはエクセルでネットにUPされているものが見つからなかったので、放送大学の印刷教材『韓国朝鮮の歴史』(吉田光男)掲載の年表と本文の記述などをもとに、とりあえず高麗が後三国を統一する936年まで入力(だからなぜ試験の前にやらんのだ…)

 

2 アクセスで加工

アクセス触るのも5年ぶり。開いた瞬間は何をすべきかさっぱり忘れてましたが、必死で記憶を手繰り寄せつつ。

 

1の(1)~(3)のエクセル表を、項目名を整理・修正したり、主キーにする西暦年を数値データに統一したり、適宜加工する

→エクセル表3つとも、主キーを「西暦」にしてアクセスのテーブルとして取り込む

→「クエリデザイン」で3つのテーブルを呼び出し、各表の必要項目を拾う

→「クエリの実行」で出来上がり!

 

こんな感じ↓です。眺めて勉強するときは、エクセルにエクスポートして更に加工した方が見やすいんでしょうが、それでも当時の日本や朝鮮半島がそれぞれ緊迫した情勢下にあったことは感じ取れる。

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(注) 上述した通り、真ん中の「日本の主な出来事」の欄は「EXCEL版歴史年表」様の年表の記載を使わせていただいています。また、その他の項目を含め、正確性のチェックはしておりませんのでご了承ください。あくまで「こんな感じの表になるよ!」というイメージです。

 

 

アクセスで繋げるメリットは、地域やテーマ毎のシンプルな年表があれば、たくさんの地域・項目を並べた壮大なものも、外国同士とかマイナーテーマ同士(文学史同士とか…)を対比させたものも、幾らでも作れるということでしょう(エクセルやワードでも出来なくはないでしょうが、最初に決めた大枠に抜け・漏れがあると、たぶんかなり手直しが大変になる。)。

 とりあえず日本と韓国朝鮮は現代まで行きたいし、それが終わったら日本文学史とか、来年度は「中国と東部ユーラシアの歴史」も取るから大陸の歴史も加えたいし…あと、国単位じゃなく、郷土史との対比とかも面白いかも…と夢は膨らむ。まあ、そうは言っても一から自分で作るのは大変なので、エクセル表がどこかに転がっていれば一番ありがたいんですが。

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