新しく触れる50①(鬼滅の刃、PSYCHO-PASS サイコパス)

今年の目標「新しく50作品に触れる」についての覚書き。まずは1月分です。

 

 

 1 PSYCHO-PASS サイコパス シーズン1~3(アニメ)

職業適性や犯罪性向など、人間の内面を数値化して管理する巨大コンピュータ・シビュラシステムに管理される近未来の日本を舞台に、犯罪捜査に当たる公安局刑事課一係の面々の活躍、そしてシビュラシステムとの関わりを描いている。のですが…

シーズン1は文句なく面白い。ジャンル的には近未来SFなのでしょうが、型破りな新人がチームに飛び込んできて周囲の訳ありベテラン連中と時にぶつかり合い、鍛えられて成長していく。そしてベテラン連中も新人の清新な情熱に動かされ、変わっていく…という刑事ドラマのフォーマットに則っていることから来る安心感と、シビュラシステムによる支配の不気味さと不条理(目の前に犯人がいるのに、携行武器「ドミネーター」が「犯罪係数が低いから執行対象じゃありません」とか言ってロックしちゃったときの絶望感。無事トリガーを引けて対象を「処理」できたとき、ホッとしてしまう私自身に気づいてギョッとする)、システムをかいくぐって犯罪を重ねる黒幕との攻防のサスペンスのバランスが良い。シビュラシステムの正体は想定の範囲内だったけど、一連の犯罪の黒幕に対する対応や物語のラストでの判断などはその正体を考えると納得がいくし、視聴者としてはシステムへの恐怖と反撥を新たにせざるを得ない(そして朱ちゃんを応援するのだ!)

2・3になるとメンバーも大きく入れ替わって成長物語の要素もキャラクター自体の魅力も薄れ、シビュラシステムも徐々に背景に退いていってしまう。3に関してはそもそも話のオチすらついてないし…非常に残念。シーズン1の朱ちゃん狡噛さんを始めとした一係メンバーが好きだったのに…

 

 2 鬼滅の刃 シーズン1(アニメ)

大正時代を舞台にした和風ファンタジー。山野の風景は全くの「昔」、街は西洋文明に覆われつつあるモダンな「近代」という時代設定が魅力的です。こういうの見てると、明治大正は本当に「今とかけ離れた昔」になったんだなあ…という気もする。

ストーリーは、鬼に家族を惨殺された竃炭治郎が、ただひとり生き残ったものの鬼に変えられた妹・禰豆子を人間に戻す方法を探すため、鬼を狩る「鬼殺隊」の一員となり、仲間たちと共に鬼と戦っていく…という「王道」です。とにかく主人公の炭治郎が素直で明るくいい子過ぎてちょっとこっぱずかしくなるところもありますが、けなげな禰豆子ちゃんも可愛いし(薄紫ともピンクともつかない目の色が好き。あと時々見せる困り顔がw)、鬼殺隊の若い子たちも可愛いのよね…鬼側の全貌はまだわかりませんが、頭領は炭治郎の家族の仇であり禰豆子を鬼変えた張本人であるだけでなく、炭治郎の血筋と何やら因縁がありそう…シーズン2の予定はまだなさそうなので、機会があったら原作に手を出してみたい。

 

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