処暑に入って少し暑さも和らいできたようです(←4~5℃狂ってる感もあるが…)。とにかく梅雨明けしてから、帰省や旅行はもちろん、買物や病院以外の外出もほとんどなくて、高校野球の都道府県独自大会と甲子園交流試合をTVやネットで観るだけの日々だったわけですが、それらも23日までですべて閉幕(関係者の皆様お疲れ様でした&ありがとうございました)。
これからは暑さと新型コロナの感染状況も踏まえつつ、ちょろちょろ動き出そうかな…というわけで、久々の北本自然観察公園。
この…「夏の終わり」感、「夏休みが逝ってしまう…」感よ。いやもう夏休み関係ないんですけどね。
夏場はカルガモさんカイツブリさんですねやはり。
泳ぎながら寝てる…?
パッチリ。
半開き。
もしかして、スローなまばたきなのか??
湿地に、見慣れない美しい薄青の花が咲いていた。近くの案内板によると、「ミズアオイ(水葵)」。
埼玉県版レッドデータブックでは「絶滅危惧ⅠA」の希少植物で、ボランティアの方も含めた湿地管理により復活したのだという。
で…でけぇ…!対象物がないのでわかりにくいですが、10cm近くないか!?ウシガエルのオタマジャクシだと思うんだけど、よく見るとちょろっと脚が…ウシガエルはオタマジャクシのまま冬を越すそうなので、この子もそうなのかな。これから大人になってもじきに冬になってしまうし。
そういえば、初夏の頃はぶもぶも五月蠅い高尾の池でも、ウシガエルの声聴こえなかったな…もう恋の季節は終わり、それが実を結んだのが ↑ なのだ、たぶん。
ジョロウグモの複雑で繊細な死のアミダ。その場では気付かなかったけど、右端に居候オスらしき姿が。ネットで調べてみると、交尾のシーズンは9月中旬くらいかららしいので、待機中ということでしょうか。
黒地に3本の白いラインが特徴的なミスジチョウの仲間。コミスジ…だと思うんですが。
ミスジチョウの仲間はタテハチョウ科に属するのだけど、その名に似ず、止まるとき翅を拡げて止まることが多いそうです。うーん…見た目ちょっと平べった過ぎる感じだな…
しかし翅を立てたときに見える裏側は優美な褐色。
やっぱ、平らよりも立ててるときの方が………余計なお世話ですが。
同じくタテハチョウ科のツマグロヒョウモン。翅の先端が青→白→黒になっているのでメスなのだろう(オスは先端までオレンジのヒョウ柄)。しかしその鮮やかな翅がボロボロ(泣)
もともとが南国のチョウなので温暖化の日本とはいえ、ツマグロヒョウモンは幼虫の姿で冬を越すのだそうだ。逆に言うと成虫は、冬を越せないのだ。
夏の終わりは
実りの兆しの
そして死の予感の
季節。