呪術廻戦第236話「南へ」②~五条悟復活の可能性について~ ※ネタバレ注意

私自身はここで終わりでも良しとしたいけど ↓ 少年マンガとして見る限り、復活の目も残されていると思ってます。

 

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理由としては、

・少年マンガに限らずエンターテイメントでは、過去よりも未来が重視され、過去への執着は否定的に描かれることが多い。にもかかわらずタイトルと内容からすれば五条が過去(学生時代)を選んだことは明らかで、宜しくない選択をしてしまったことになる。そう思わせる意図がなければ、これまで出てこなかった南北の話を持ち出す必要はない。

・現世に残してきた虎杖たち生徒や同僚、日本の命運についての言及が不自然なほど少ない。多少なりとも触れられているのは伏黒、家入、冥々だけ、しかもその当人の行く末を案ずると言うよりは、付随的な言及でしかない。

・「背中を叩いた中にお前がいたら満足だったかもな」のセリフ。実際には夏油は背中を叩いてくれなかったわけだから、宿儺との戦いを楽しかったと振り返りつつも、「満足はしていない」ということになる。これから夏油が背中を叩いてくれるとすると、五条が「北」へ向かう決意をする時しかあり得ない。

 

といった辺りでしょうか。これらを踏まえると、五条悟の物語がここで終わってしまうのはちょっと座りが悪いので、揺り戻しがある可能性はあると思います。

もちろん回想など別の形でフォローされれば復活して云々は不要になるかもしれないし、空港シーンは五条悟の本質や生者と死者との埋め難いギャップを残酷なまでにくっきりと描き出していると思うので、「やっぱり北へ」となるのは(それはそれで王道で素晴らしいんだけど)ある一面では勿体ない気もしてしまうんですよね。

 

ただし、最後のページでは五条の上半身は潰されているように見えるし宿儺が蘇生の可能性のある死体を放置するはずもないので、復活するとしても甚爾に一度敗れたときのような蘇生&パワーアップ復活とかではなく、メカ丸のときのようなリアクション取れる遺言とか、渋谷事変の甚爾のような形での降臨とか、能力的・時間的に限定されたものになるんじゃないかな。

役割としては宿儺との再戦ではなく、味方のサポート、若しくは羂索を倒して夏油関連の諸々の後悔に自らケリをつけることだと思う。乙骨は繊細な優しさを持ってるから「先生に二度も親友を殺させない」と決意してたけど、やっぱ夏油の身体を取り戻すのは五条自身が相応しい、と思うわけです。

 

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