これまで全然意識してきませんでしたが、ねぐら事件を機にダイサギとチュウダイサギの識別が気になるようになりました。過去分も含めて、識別にチャレンジしたいと思います。
識別ポイントは脚色と身体の大きさ+季節
ダイサギは脚色が黄色っぽく、チュウダイサギは黒色。大きさはもちろんチュウダイサギが一回り小さい。
また、ダイサギは冬鳥、チュウダイサギは夏鳥(一部越冬)なので見かけた季節も参考にはなるはず。
まずははっきりとわかりやすい例から。
<ダイサギ> 埼玉県北本市(2023.3.7)
はっきりと黄色い脚。
<チュウダイサギ> 東京都目黒区(2023.3.13)
確かに、脚が黒い。ダイサギに比べて全体的に華奢な感じもする。
↑ これを参考に、これまで見てきた「ダイサギ」を判別していきます。
1 埼玉県さいたま市(2023.2.11) 20羽弱が集まるねぐらで撮影
おそらくダイサギ。脚の上半分しか見えませんがはっきり黄色い。
ちなみに、3月16日に再訪したときねぐらは空。
冬鳥のダイサギが大陸に渡ったのだと考えれば、スッキリ辻褄が合う。
2 埼玉県さいたま市(2023.3.16) 1とは別の場所
チュウダイサギかな。上の方は乾いてグレーっぽくなっているけど、黄色みがない。後ろ姿も華奢に見えます。
3 埼玉県北本市(2019.2.20)
ダイサギ。脚が黄色いので確実ですが、体つきもたくましく見える。丸めているので断言はできないけど、首も少し太いかな。
4 埼玉県三郷市(2022.4.19)
チュウダイサギ。脚が黒っぽい。時期的にも4月も半ば過ぎ、ダイサギは大陸に帰っている頃。
5 埼玉県さいたま市(2021.12.18)
チュウダイサギ。冬場ではありますが脚の黒さから。これだけ丸まっていると体つきはわからない。
6 埼玉県さいたま市(2020.11.16)
うーんチュウダイサギかな。光の当たり方もあるけど、脚は黒く見えるし華奢な感じもする。
7 埼玉県さいたま市(2021.4.28)
チュウダイサギ。脚の黒色、華奢な身体つき、4月末という時期。
8 埼玉県北本市(2017.4.21)
ダイサギかな…上の方しか見えないけど脚が黄色いし。ただ時期的に少し遅いのと、華奢に見えるのが迷うところ。
こうして整理してみてひとつわかったのは、冬場でもこの辺(さいたま市)でチュウダイサギが見られるということ。冬だからダイサギ、と決めつけることはできない。
でも、少し見分ける感覚がつかめてきた気もするので、引き続き意識して観察していきたいと思います。