いつもの沼。いつもの面子。小一時間ほどぶらついて、そろそろ帰ろうかな~と思ってもう一度水面を見渡すと、1羽のカルガモが今まで見たことのない不思議な動作を始めた。
伸びあがるように首を伸ばす
首を縮める
また伸ばす
左側の子も、右側ほどで激しくはないけど、伸びたり縮んだり。
また縮んで
くるりと弧を描いて
また縮みつつ相対。あれ、これは…
もしかして…
この辺でようやく気付く。でもだって、これから真冬に向かおうというこの時期にやるとは思わなくて。
オスが回り込み、メスが姿勢を低くする。
乗っかります。当然、沈みます。
それでも一応頭だけは出していたのですが
完全に水没してしまう瞬間も。
始まってから終わるまで、ほんの数秒なだし、もともと潜るのも得意な方だしで、溺れたりする心配はもちろんありませんが、それでもハラハラする。
降りた。
スイ―っと別れていく。右がオス、左がメスです。
オスがバサバサ
メスもバサバサ
おしまい。
鳥類の交尾を見るのは初めてだったので、印象的な体験でした。交尾そのものより、その前の首の伸び縮みダンスが面白かった。産卵は春以降なのに、なぜこの時期に?というのは謎ですが、ネットの記事などを見ると、冬も交尾しているようですね。