新機軸を求めて、今日は赤羽自然観察公園にやって来ました。赤羽は埼玉に隣接する北区にあり、家からは割と近い。
5.4haという大きさは別所沼公園(7.9ha)に比べてもかなり小ぢんまりしているけど、水辺を含む林という感じで、外とは違う世界。地形的には小さな谷を含んでいるので若干の高低差がある。かつては自衛隊の駐屯地でだいぶ自然も残っていたそうですが、適宜手を入れつつ、更なる回復を待っている状態のようです。
素晴らしい新緑。もう6月とあって、春の花は少なくなっていましたが…
ウツギもそろそろ終わりかな。
クマンバチさん、次はどの花に向かうのか。そういや春はシダレザクラやフジ、ウツギとかでよく見かけるけど、夏はあまり記憶にない。私自身が夏の花をあまり見に行かないせいかもしれないけど、
他の公園や植物園でも思ったけど今の時期回っていると、面白そうな名札がついてるけど緑の葉っぱだけなのがたくさん並んでる。もっとこまめに何度も行ってみたら、どういう花なのかわかるだろうな。来春はチャレンジしてみよう。
林から開けた空地に出る辺り、これはまだ盛りのようだ。ウツギの仲間なんだろうけど、ウツギとは違う濃いピンクのつぼみが目を惹く。白玉のようなウツギのつぼみも綺麗だけど、これもまた…いみじうあはれなり。
「サラサウツギ」だそうです。
花開くとピンクが薄れて
微かに残るピンクも何とも言えずイイ。
鳥の騒ぐ声はしきりに降ってくるけど、緑が濃くてなかなか姿は見えない。
辛うじて、キジバトさん。クワの実を食べに来たらしい。
出口付近の池で。浅すぎてお腹擦ってる…
よっこらしょっと
カッコ良く吠えてるように見えなくもない。単なる深呼吸らしいです。
そろそろ帰るか、と踵を返そうとした瞬間、なんか真っ赤なものが視界をよぎった。
えええええっ
アカトンボ!?いくらなんでも早すぎるのでわ??ナツアカネだったらいいのか?一応夏だし(今日は6月1日)。
しかし、調べてみるとナツアカネのオスは確かに真っ赤になるけどそれは成熟した時の話で、この時期はこんなに赤くないはず。ましてやアキアカネではない(成熟してもこんな真っ赤にならないようだ)。
更に調べてみると、ううむどうやら俗にアカトンボと言われるアカネではなくて、ショウジョウトンボのオスのようです。身体は真っ赤だし、翅の付け根が茶色っぽくなってるところを見ても。ナツアカネの羽化が6~7月頃でその時点では未成熟なのに対し、ショウジョウトンボは4月から羽化するそうなので、時期的にもピッタリ。ショウジョウというのは猿に似た怪物「猩猩」に由来するもの。全身を真っ赤な長い毛に覆われ、(これはトンボには関係ないけど)酒好きだと言います。
これがアカトンボじゃないなんて…