「蛍狩り」三点

せっかく入った「友の会」を活用すべく、トーハク(東京国立博物館)をぶらぶらしてたら、浮世絵のコーナーで蛍狩りの絵が並んでいた。

 

鈴木春信

夜の暗さが目立ち、人物もふたりだけなのが淋しくもロマンチックな雰囲気を醸し出してる。

 

鳥文斎栄之

こちらは華やかに着飾った女たち。解説によると、別々の時期に刷られたものを組み合わせて続き絵にしたものだという。

ただその…ホタルがデカすぎる…しかも光ってない(ように見える)のでGぽく見えてしまって、それですべてが吹き飛んだ(ごめん)。

 

喜多川歌麿

これも大勢で繰り出してる図なんだけど、団扇でおいかける二人や、蛍に夢中な母だか姉だかに「ねえねえ」って着物にすがる幼子、虫かごを覗き込む少女、団扇で指して「あそこの捕まえて」、川に入って「よっしゃ」て感じの男女など、反応が様々なのが、活き活きとしてて良い。

 

 

そろそろ蛍の季節。今は蛍は希少で、こんな無邪気な蛍狩りはもうできませんが、あの光をまた見れるだけでも幸せ。今年もまた行きたい。

 

スポンサーリンク