2021年4月~6月のまとめ&夏休みの課題

 休学に入って3カ月。目標としていたノルマは今日で終わったので、現在の状況とか気付いたことなどを備忘録としてまとめました。

今学期はこれで終了、8月末までは自主的夏休みといたします。課題はちゃんとやっておくように!

 

 

 

1 英語

(1)リーディング

目標:累計200万語⇒達成

目標立てた3月下旬から、約68万語で到達しました。

ラインナップは①~⑧のとおり。⑤⑥以外は邦訳を読んだことがあって好きな作品ばかり、しかも児童書中心なのでちと上げ底ぽいですね。それぞれについての感想はこちら。

 

① The Labours of Hercules(邦題『ヘラクレスの冒険』/アガサ・クリスティ)

②The Book of Three(邦題『タランと角の王』/ロイド・アリグザンダー)

➂Martin Pippin in the Apple Orchard(邦題『リンゴ畑のマーティン・ピピン』/エリナー・ファージョン)

 ④Daddy-Long-Legs(邦題『あしながおじさん』/ジーン・ウェブスター)

⑤Beyond the Boudary Stones(Angela Holder)

⑥The Wizard War(Angela Holder)

⑦Jennifer, Hecate, Macbeth, William McKinley, and Me, Elizabeth(邦題『魔女ジェニファと私』/E.L. カニグズバーグ)

⑧The Happy Prince And Other Tales(邦題『幸福の王子』ほか/オスカー・ワイルド)

   

紙で読んだのは②と⑧、どちらも比較的やさしく、長さもさほどでなく、かつ邦訳を読んだことがあったので辞書なしで読めましたが、やっぱ学習段階にある者が読むには電子書籍の方が、電子辞書も引けるし検索も手早くできて格段に便利です。特に、日本人にはなじみの薄い物の名前(英米の動植物とか、昔の衣食住とか)なんかは辞書の訳だけ見てもイメージがわかないので、ググって画像を見ることができるのはとても有難い。

実力向上のほどは数値にはできませんが、試しにニュース記事をひとつふたつ読んでみたらストレスがかなり減ってたし、この3カ月の間に覚えた単語も幾つか出てきたりしてたので、そこそこ効果はあったのだと思います。

秋以降はエッセイや旅行記、歴史や人類学など、フィクション以外も混ぜて読んでいきたい。

 

<夏休みの課題> 

・1日ひとつ英文記事を読む

 

 ということにしました。多読の目標は設けず、読んでもいいし読まなくてもいい。

秋以降読んでみたい本とか、継続して興味が持てそうなサイトなども暇をみて探してみよう。

  

(2)リスニング

目標:Narniaシリーズ('The Last Battle'を除く1~6巻)のディクテーション+音読⇒達成

 各章の冒頭30秒(2巻以降は概ね1分)でやりました。初めの頃よりは聞き取れるようになったかな。試しに3カ月前にやった1巻冒頭を聴き直してみたら、間違いは1/5くらいに減っていた。まだ記憶に残ってるってのもあるんでしょうが。

この3カ月やってみて気付いたのは、「読めるけど聞き取れない」にも二通りあって、

 

ひとつは「こう言ってるはず」というのがわかっているのに聞き取れない場合(冠詞とか、過去形や過去分詞の語尾のedとか、LとR、BとVの区別とか)

もうひとつは原文を読んで「こう言ってるはず」とわかれば聞き取れる場合。

 

前者は耳の訓練が足りないということなんでしょうが、後者は「読む用の語彙の引出し」よりも「聴く用の語彙の引出し」の方が取っ散らかってて適切に言葉が浮かんでこないということなのかなと思います。たぶん回路の太さが、眼――脳と耳‥‥脳 って感じで違ってる。

最近までは、前者が気になって「こう話してるのは確実なんだから、せめてそれだけでも聞き取れるようになれないか」と何回も聴き直したりしてたのですが、でも考えてみれば、

 

「こう話してるのは確実」なら、はっきり耳で聞き取れなくても、別によくね?

 

文法や語彙で補えるなら完璧に聞き取れなくても理解はできるし、aかtheかはっきりわからなくても言ってる意味は掴めるだろう。私の場合は英会話は目標にないから(リーディング力を上げる助けになればというのと、できればニュースや演説、インタビューなど公的な発言が聴き取れるようになりたい)、細かな聞き間違いのために大失敗するということもない。

だとすれば、細かいところを繰り返し聞き直すよりも、眼では知ってる表現を耳からもたくさんインプットしよう、という考え方で取り組んだ方がいいのではないか。

結論は出ていませんが、どうしても聞き取れない細かい部分を繰り返し聞いて、それでもダメなら再生スピードを落とすとかをやめたことで、気持ち的にはずいぶん楽に、楽しくなりました。

でも今後どうしていったらいいかは、まだ悩んでます。やっぱ朗読は普通に話すスピードよりはかなりゆっくりだし、ストーリーを知ってることでかなりの高下駄履いてるし、このまま続けるのもどうなのか。かといって、海外ドラマや洋画も、聴き流しだとまったく頭に入ってこないし、1時間2時間集中とかも根気が続かないし。ニュースも内容的にストレス溜まるのが多そうだしな…秋までにもう少し調べて考えたい。

 

<夏休みの課題>

そうは言っても休むと元の木阿弥になりそうなので、

 

BBC LEARNING ENGLISHThe English We Speak

 

を1日1つ聴くことにしました。もっと良さげな素材があったら乗り換えるかもしれません。

 

日常会話で使われる最新の単語やフレーズの意味や例文を対話形式で解説・紹介するもので、1回3分間という短さがイイし、内容も語句の解説なのでストーリーでイラつく恐れもない。語彙も増えて一石二鳥。週1の配信ですがバックナンバーが沢山あるので夏の間毎日聴くくらいなら充分。もちろんスクリプトもついてます。

 

 

2 古文

目標:基礎的な参考書で一通り基礎をやり直す⇒達成(一応…)

『古文上達基礎編 読解と演習45』(Z会)基礎的な問題集を1周。文法面でそういやそういうのもあったな~なんて思いだしたことも多々ありましたが、まだまだ曖昧な部分が多いし文法理解や語彙が足りない。でもこの問題集は、練習問題に入試問題がそのまま使われているので自分にとっては効率悪い部分もあって、2周3周やる気にはなれない。

その一方で、全文を品詞分解して現代語訳するという手法をネットで目にして『竹取物語』でやってみたところ、活用語の接続の仕方など、かなり勉強になりました。間違ってたり曖昧だったりするところがハッキリするし。わかりきってるところもあるから全文じゃなくていいんだろうけど、要所要所についてこういうやり方を続けていった方が良いかも。それに細切れの問題文ではわかりにくい、作品としての面白さが感じられるのも良い(もちろん面白い、好みに合う素材を選ぶのが前提条件ですけど)。

『竹取物語』子供向けの本ではもちろん読んでたけど、原文は高校時代に参考書や問題集などで部分的に読んだだけで、通して読んだのは初めてだったのですが、面白かった!「異常な誕生」「難題婿」「語源譚」「羽衣伝説」など、様々な伝説の類型を取り込んでいるんだけど、独創的な物語になってる。五人の求婚者たちの失敗の仕方に垣間見える個性、帝とのプラトニックな交流、翁夫婦と姫との情愛、美しく清らかだが冷たく非情な月の都の天人たちの異質さ(ふつうの神話伝説に出てくる半神や鬼神たちのような愛憎や喜怒哀楽の感情を持たない)等々、短い中にも見どころが多い。

 

<夏休みの課題>

次は『土佐日記』の全訳でいきます。文法的理解を曖昧にしないように注意。タネ本だとちょうど40ページ分あるな…

 

 

3 漢文 

目標:基礎的な参考書で一通り基礎をやり直す⇒達成

『河合塾ステップアップノート10 漢文句形ドリルと演習』 という基礎ドリルを3周。易しめな上に薄いので、私のようにすっかり忘れ果ててた人間でも、簡単に達成感を得ることができます。ポイントのまとめ方がわかりやすいし、短い例文を使ったドリルの後、文章問題も基本問題⇒練習問題1,2…と複数あるので定着しやすいと思う。だからといって完璧マスターしたぜ!というわけじゃないし、文法事項もこれだけじゃないはずなので、まだ使える状態では全然ありませんが。

最大の目標は日本の古典の元ネタとなってる作品に触れて、「ああこういうことなんだ」とわかる、ということなので、今後どうするか、どこまで勉強するかは夏休み中に考えよう。

 

<夏休みの課題>

『文選 詩編(一)』(岩波文庫)を読む。全六巻ではあるが、(一)だけにしときます。

 

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