東京都埋蔵文化財センターに行って来ました。京王or小田急の多摩センター駅から徒歩5分ほどのところにあって、縄文時代を中心に、弥生時代、古墳時代から近世まで、時代に沿って多摩丘陵から発掘された遺物が展示されています。展示スペースはそれほど大きくないのですが、「見る」以上に「体験する」が楽しめました♪ まず、コレ!展示してある縄文土器の一部が展示ケースに入ってなくて、自由に触れていいようになっています。
そっと触っています…そっと触っています…
触った感じは、表側の文様のに平らな部分は意外にすべすべして滑らか。内側はざらついているんですけどね。 展示室のは固定されていてダメだけど、展示室の外の体験コーナーには、持ち上げてみていいものもあります。重みは見た目どおり結構どっしりした感じでした。
「縄文良品」(そういうタグがついてる)によるコーディネート。
どんぐりすり潰し体験。コツがあるようで、最初は意外と難しかった…
土器づくりなどもやっているようです。
体験コーナーには「土器の材料の粘土に紐で文様を刻み込んでみよう!」なんてのもありました(これも私には難しかった…)粘土採掘現場の再現みたいな展示もありました。かなりたいへんな作業だったらしい。
建物に隣接して、竪穴式住居を再現した「縄文の村」というのもあります。
3棟あるうち、一番入口に近いA棟。約4500年前。
新しいせいか、床は石が敷いてあって、土で固められた他の2棟とは異なる。
今日はB棟(6500年前)で焚火をやっていました。だいたい毎日どれかの家でやっているようです。近づいてみると、確かにもくもくと白い煙が出ている。
入るとまず、すごくケムい!!げほげほむせますが、少し経つと慣れてきて、眼も暗さに多少は慣れてくる。とはいえ(明るそうに映ってますが実際は非常に暗い)作業とかはできそうな感じがしない…「昔の人は現代人よりは暗い処でもよく見えたんじゃないか」と管理員の方は言ってましたが。
でも、離れて座っていてもじんわりした暖かさは感じられて、外の寒い今ぐらいからの時期、まして雨や雪のときは、ここは天国みたいなものだったかもしれないと思いました。暗く、暖かい中で、食べて話して歌って…
C棟、これは5000年前。このアングルだとこじんまりした感じに見えるけど、A棟より大きいらしい。
(元)湧水。昭和の終わりごろまで湧出していたとか。
周囲の植栽も縄文時代の植生を模しているそうで、そっちの知識があればもっと面白いんだろうなあ…展示ホールも縄文の村も、大きさはそんなに大きくないけれど、「面白さを伝えよう!」という工夫と熱意を感じました。ちょっと遠いけど行ってみて良かった! 【おまけ】 そこここに溢れるキティちゃん。サンリオピューロランドが近いせいか?
またね!