街の公園にコアジサシ

用事があった帰りにふらりと立ち寄った街の公園。

ラクウショウとメタセコイアの新緑が美しい、いつも通りの池畔。のはずが…

 

なんか、白いもんがヒュイヒュイ飛んでるぞ。

 

最初は、大きさからして超色白なドバトかなと思ったのですが、ドバトにしてはスマートだし、飛び方はツバメに近い。どこか目指して飛ぶんじゃなく、スピードに乗って空を舞う感じ。

これはもしや…

 

やはり。

距離もあり、スピードに全然ついていけてませんが、黒い頭と黄色いクチバシは辛うじてわかる。夏鳥として飛来し、公園の池などでも見られるというコアジサシ*1だろう。

 

見ていると時たま、高い所から真下に急降下してきてバシャン!→すぐ飛び立つ、というダイビング漁をやっている。同じダイビング漁法でもカワセミは獲物探しする間は何かに止まってほぼ静止しているし、空中を旋回してばかりのツバメは宙を舞いながら獲物を捕食している。彼らに比べると、獲物探しで旋回している時間が圧倒的に長いコアジサシはエネルギー効率的にどうなの、と思ってしまいますが…まあこの身体でオーストラリアやニュージーランドから渡ってくる*2方々には、余計なお世話ですよね。

 

んん?

クチバシの先端から獲物らしきものが…ダイビング成功 ♪ した模様

 

 

池畔を普通に飛んでるとき

 

水上から獲物探し中。当然のことながら、頭の角度が異なる

 

おっ、横向きになってくれたぞ

 

ツバメのV字型ほどではないけど、尾羽の先端が長く中央が抉れてU字型になっている

ツバメの尾の形は小回りの利く飛行に役立っているそうなので*3コアジサシの尾も急な方向転換の多い飛行パターンに適しているのかもしれない。

 

 

「公園などで見られる」と言っても、私自身はずっと大きい郊外の調節池でしか見たことがなかった。埋立地や砂浜にコロニーを形成し、地上に営巣するというから*4、ここは腰を落ち着けるには不向きで、ほんの一夜の宿みたいな感じなのだろう。明日にはいなくなってしまうのかな。

せめている間はお腹一杯食べて、伸び伸びと子育てできる水辺に向かってくれ!

 

 

*1:石田光史、『ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑』、ナツメ社、2015年、P186

*2:

littletern.net

jspb.org

*3:

www.koueki-suntory-aityou.jp

*4:*1に同じ

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