調節池の初夏、シロスジヒゲナガハナバチとの出会い

青々とした若葉に飲み込まれつつある枯野

 

これまで何となくススキだと思い込んでいたけど、ここが調整池脇の湿地であることや、株立ちでなく茎が一本ずつ出てることを考えると、もしかしてススキじゃないのかも…*1

冬場に見た穂の感じだとヨシとは違いそうだし、オギだろうか?*2

 

さて、今日来た主目的は、去年初めて見つけたクロハネシロヒゲナガが出て来てないかな?という期待だったのですが

www.ashi-tano.net

残念ながら姿ナシ。去年は5月10日だったから、もう少し先なのかな。

それでも初夏の兆しはあちこちにあって、

 

調節池ではスイレンが咲き始め

葉陰からはぶもー、ぶもーと盛大なウシガエルの合唱が響き渡る。うるせーw

 

トンボはまだ、シオカラトンボしか見当たらなかった

 

メダカくらいしか見たことのない浅い水路を、ちょっと大きめの魚影がよぎる。鯉の稚魚のようだ。

この調節池に流れ込んでくる川には鯉がたくさんいるから不思議ではない。成魚になるにはこの水路は浅すぎるけど、スイレンの池まで行けば大丈夫(とわかっているのか、すごいスピードで向かっていった)。鯉の産卵は4月頃だから、去年孵化した子たちだろうか。だいたい10㎝くらいの大きさかな。さすがにこの大きさならウシガエルに食べられることはなく、むしろ卵やオタマジャクシを食べたりするのだろうか。

 

 

アカツメクサ(ムラサキツメクサ)が綺麗に咲いてるな~とカメラを向けたら、なんか知らない白っぽいハチが飛んで来た!!ずいぶんと立派なヒゲをお持ちで。

翅の縁が大きく欠けているのが痛々しいですが…

 

上半身は白い毛でむくむく、つぶらな瞳もかわいい

 

調べてみると、どうやらシロスジヒゲナガハナバチの♂ようだ(♀は触角が短い)。ニッポンヒゲナガハナバチというよく似た種もいるが、この ↓ 赤く囲んだ部分がこのように2つに分かれているのがシロスジ(以下略)、3つに分かれているのがニッポン(以下略)なのだそうだ*3

ちなみに、ムラサキツメクサが一番好きだそうで*4、なるほどまさにその通りの行動をしておる。

ミツバチのように大勢で巣をつくるのではなく、地中に穴を掘って単独で営巣するという。また、出現時期は4月後半~6月頃だそうで、*5、数もミツバチほどには多くないんだろうし(働きバチはいないわけだから)、見られる期間も初夏の間だけだから、これまで見る機会がなかったのかな。

ちなみに、今回ネットの記事を見て回っていたら、♂たちによる壮絶な♀争奪戦があるらしい。団子状になって争うとか…最初見た時なんでこんなにボロボロなんだろ?と首をひねったけど、もしかしたら♂同士の戦いの果て、ということなのだろうか。

 

 

というわけで、目当てのヒゲナガではありませんでしたが、新たに立派なヒゲに出会えた初夏の一日でした。

*1:亀田龍吉・有沢重雄著/近田文弘監修、花と葉で見わける野草、2010年、小学館、P236

*2:同書P237-238

*3:藤丸篤夫、『ハチハンドブック 増補改訂版』、文一総合出版、2023年、P103-104

*4:同書P103

*5:同上

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