年度末の備蓄点検をしているうちにふと、「いろいろ備えはしてるけど、実際に使えるかやってみた方がいいんじゃないか?」と思い立ち、実地訓練をセルフでやってみることにしました。
想定は、電気ガス上下水道、インターネットもすべて停止。電気はポータブル電源と乾電池、ガスはカセットガス、水は備蓄のペットボトル、トイレは備蓄の簡易トイレで対応します。
国や県の復旧予想を見るとかなり日数がかかる可能性もあるようですが、さすがに想定通りに何日もやるのはムリなので24時間限定です。
家中のコンセントを抜き(冷蔵庫はさすがに抜いてないけど)、スイッチと蛇口は間違って使わないようガムテープを貼って回る。スマホも機内モードに変更。といっても、本当に緊急の連絡があると困るので時間を決めて戻してチェックしましたが。
そして…
(24時間経過)
長かったーー
詳細は省きますが、当たり前のように使っているインフラの有難さと、自分の想定の穴や甘さが身に沁みる一日となりました。特に大きな「気づき」は以下のとおりです。
① もっと光を!!
一番南側のリビングでも、部屋全体が明るいのは昼過ぎぐらいまで。午後3時くらいになると自然光で本を読むには窓辺に行かないとちょっと厳しい。それより北側にあるキッチンや廊下だと単純な作業でも昼頃までしかできない。懐中電灯に毛が生えた程度のライトしか持ってないので、夕食の準備も手元が怪しくなり危険。
⇒夜間でも作業や読書が可能な明るさの照明が必要。キャンプで使うようなランタンがいいのか?もっと明るいものがいいのか、検討中…
② トイレだけではない、排水禁止
歯磨き・洗面・手洗い・風呂・食後の後片付け…水の備蓄が潤沢にあったとしてもあるいは上水道だけ復旧しても、流すことができなければ使えない。流さなくていい泡の洗顔料とかウェットティッシュなどで対応するのだけど、結構面倒臭い。ドライシャンプーが上手く出来ない。スッキリしない。
手洗いができないので、いちいちウェットティッシュで拭かなきゃいけない。
歯磨きや食器拭きなどで使った少量の水はティッシュよりもキッチンタオルに吸わせるのがいいみたい。皿をラップで覆っておいて、後からつるりと剥がすのは地味に快感 ♪
そうそう、それと、インスタントラーメンの汁も捨てられないわけですよ!全部飲み干すのも体に悪そうなので、水と粉末スープの量を半分にして作ったら、麺の煮込みみたいになっちゃった。それでも美味しいサッポロ一番味噌ラーメン。
⇒キッチンタオルも備蓄しておいた方がいいかも。
⇒できるだけ排水を出さない料理にする。
⇒ドライシャンプーは練習すれば上手くなるのか!?
③やっぱり、野菜足りないなあ…
三食たべて思ったけど、野菜類が圧倒的に不足している。野菜ジュースとかで少しは補えるんだろうけど、長期戦になると体調に影響しそう。乾物も保存は効くけど戻すのに水を使うという問題があるしなー。玉ネギや大根みたいな、保存がきく上に皮を剥けば洗わず食べられる野菜とか、みかんやリンゴのような果物があるといいのかな。あとは、ポータブル冷蔵庫やクーラーボックスで冷凍冷蔵機能を維持できるなら、作り置きして冷凍冷蔵しておくという手もあるか。
④太陽光発電技術向上の必要性
最近になってソーラーパネル付きポータブル電源を買い足したので、複数台をうまく回転させればエアコンはムリでも冷蔵冷凍や電気毛布・扇風機で暑さ寒さにもかなり対応できる…はずなんだけど、ベランダが狭いのとパネル位置や角度調節がヘタなせいで、晴れの日でもうまく充電できないことが多い。すぐに満タン近くなったりする日もないわけではないけど、再現性がない。
でも、いざというときのことを考えると、テクニックを磨いておく必要があるよなあ…あと、せっかくポータブルなんだからベランダじゃなくプレイロットとか公園の広場とか、どこか開けたところでやるという手もあるよな。大災害のときそこがどうなってるかという問題はあるけど。
⑤暇つぶし
この日の私の娯楽は、
・ラジオでセンバツ高校野球
・自然光で読書
・ブルーレイ録画視聴(ポータブル電源使用)
・PCで音楽を聴く
・NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」視聴(ポータブル電源)
・スマホでkindle読書
やはり見たいものが見れなかったり、電源を気にしながらだったりで、ちょっと窮屈な感じだったかな。特に、暗くなって自宅にある本もマンガも読めなくなったら一気に選択肢が減ってしまった…
たぶん実際に災害がおきれば、昼間は管理組合や自治会に協力して、片付けや掃除、支援活動とかやらなきゃならないことも多いんだろうけど、夜はそこまででもないだろうし、自分自身が怪我や体調不良でずっと家に籠ってる、てことも考えられるし。気を紛らす手段は豊富に持ってるに越したことはない。
⇒夜でもOKな読書用の照明を確保
⇒オフラインでも楽しめるコンテンツの確保
⇒ラジオ体操を録画しておく(アカペラでは体操ができない!)
⇒各使用機器の電源消費量の確認
【おわりに】
実際に大規模災害がおこれば当然こんなもんで済むはずはないですが、それでも1日やってみたことで、不備や考慮漏れにある程度は気が付くこともできました。すぐにはムリでも、少しずつ補っていきたい。
災害への備えは、自分の安心安全の確保、自分の苦しみを減らすというのがもちろん第一の目的だけど、それによって災害時に私に対して割かれるリソースが減り、うまくすれば私が誰かの支援に回ることができるかもしれない、と考えれば、廻り巡ってこれも社会貢献と言える……んじゃないかな。
それと、これはちょっとお節介かもだけど、無職の独り暮らしと違って仕事があったり家族がいたりするとまるまる24時間とかは難しいかもしれないけど、休日の半日だけとか、夕方から夜の数時間とかだけでも、やってみる価値はあるんじゃないかなと思いました。