1 玉泉洞
「おきなわワールド」内にある鍾乳洞。公開されているのは1キロ足らずだが、全長は5キロもあるのだとか。

上からはつらら石

下からは石筍(タケノコ)

くっついて柱になった「石柱」

うぉっ、通路に落ちた滴りが凝固してる!どれくらいの期間でここまでになるのだろうか?

奇観の連続で、何かに見立てた名前がついたスポットも多い。

「地煙の滝」血じゃなくて…?

「青の泉」やはりこの青さが一番不思議で美しい



光のささないこの洞窟にも、ちゃんと魚がいるのだった

2 ガンガラーの谷
「おきなわワールド」の向かいにある「ガンガラーの谷」。こちらも以前は玉泉洞と同じような鍾乳洞だったのだろうが、崩落して谷になっている。崩壊を免れ残った洞窟には古代人が生活していた遺跡がある。予約制のガイドツアーでなければ谷には入れない。
ガイドツアーの出発点、谷の入口の洞窟を利用したケイブカフェ。「サキタリ洞」と呼ばれる遺跡として発掘調査も行われており、人骨や釣り針その他の遺物が数多く発見されている。

「ガンガラーの谷」は、何年か前の放送大学「考古学」の授業で紹介されてるのを見て、いつか来てみたいと思っていた。
テキストで写真見たときは思い至らなかったが、このパラソルは滴り落ちる炭酸カルシウム入り水滴を避けるためのものなのだった。考えてみりゃ、そりゃそうだ。

ドリンク飲み放題(2025年現在)ですが、カフェ含め谷にはトイレがないのでほどほどに…
洞窟を後に、しばらく歩くと崩落の跡が

鬱蒼と樹木がっているが、道は整備されてて歩きにくさはない

この洞窟の中には男神が祀られているという

暗いので1人1個ずつランタンを配られる。わくわく ♪

結構足元が怖い。用心しながら進むと…

………

なるほど
こちらは「大主(ウフシュ)ガジュマル」

崖の上から下に伸びて来た根が

地上に根を下ろし幹となる

こうやって新たに幹ができ、古い幹は順次枯れていくことでガジュマルは「移動」するのだという。てことはいつの日か、大主ガジュマルが崖を離れ、こちら側に進んでくることもあるのだろうか?
崩れた大岩の下をくぐり、更に進む

今崩落してきたらどうしよう…いや、まさかまさか
段々をのぼり、開けた場所に出た。向こうの河口付近には、港川遺跡。日本人の祖先の可能性もある、と言われる港川人の遺骨が発掘された。

ツアーの最後は武芸洞。人骨や動物の骨、土器片その他の遺物のほか、炉の跡も発見されていて、6000年前の人々が実際にここで生活していたと考えられている。

外光も外気も入るし、じめじめしてない。風雨をしのぐ屋根や壁があり、かといって圧迫感を感じるほど狭くも低くもない。かなり暮らしやすい住処だったのではないだろうか。ここで暮らしてたんだなあ……しみじみと実感。彼らが何を快適と感じたか、それは私達とたいして変わらないのだろう。では彼らの一日ははどんなもので、何を考えて生きていたのだろうか?

同じと思うのも、違うと思うのも、どちらも間違いなのかもしれない。
3 美ら海(ちゅらうみ)水族館
沖縄本島北部の本部町にあり、那覇からはバスで2時間以上。でも絶対行ってみたかったスポットです。

水槽の中なのでいつもにも増して写真うまく撮れなかったのですが、それでも


水族館でなければ見られない、不思議で美しい光景
チンアナゴ

ネズミフグ

ええと、誰だっけ

これは確か、性転換する魚たち

おおお、これがあの…!『呪術廻戦』8巻に出て来た、ジンベエザメのいる大水槽

全体的に混んでたけど、ここは特に混んでいた。理子ちゃんが歩いたときは誰もいなかったけど、貸し切りにしたのか?時間外に入れてもらったの?
かなり平べったい顔なのだ

側面からはわからない愛嬌がある

あれっ?ひれの裏にずっと隠れて伴走してるヤツがいるぞ

エイの模様って、いろいろなんだな

顔じゃないよ!いや、鼻と口だから顔の一部ではあるが…目のように見えるのは鼻の孔で、本物の眼は表側にあるのだそうで。

水の中の雲のように、形を変えながらひとまとまりで動いていく白銀の群れ。色彩の鮮やかさはないが、独特の美しさがある

沖縄の固有種であるやんばるヨシノボリ。見てのとおり、ハゼの一種である。

水族館の後は今帰仁城跡に回る計画だった。かなり無理があったようだ

4 空と海
<豊崎海浜公園(豊崎美らSUNビーチ)>
那覇空港の南に位置する海浜公園。沖縄に来て初めていったビーチがここ。
ヤシが立ち並ぶ南国の雰囲気

白い浜、淡い青の海。潮の匂いがしない。

潮の匂いが希薄なのは、植物プランクトンが少なく匂いの元となる物質が発生しにくいからだそうだが、庄内の海に慣れ親しんだ身には拍子抜けするような、この世からちょっと離れた楽園にいるような、なんとも不思議な感じ。
点々とする小石みたいなのは

石化したサンゴの亡骸のようだ

サンゴ石ってやつか?

<瀬長島ウミカジテラス>
豊崎海浜公園の北、那覇空港の南にある。
海岸線をバスで北上

「どうぶつ注意!」の標識なのだが…

産卵時期に海辺へと向かうカニが、不幸な事故に遭わないようにするための注意喚起の標識。そうは言っても、鹿とかタヌキとかと違って小さいものだし、かなり難易度高いと思うが…産卵シーズンは初夏~秋なので今は大丈夫のようだ。
那覇空港が近く、着陸する飛行機がよく見える

テラスからの眺望は白い浜、エメラルドグリーンの沖縄!という感じの海ですがそれだけじゃない

グンバイヒルガオが密集しているところがあったり

奇岩があったり

磯になってる部分も多くて

複雑なぶん

なかなか楽しい。おっヤドカリが動いた!

<フクギ並木と備瀬崎>
水族館と備瀬崎海岸の間にある並木道。白い小道と濃い緑の対比に風情を感じる。

肉厚の葉が密になっていて、防風林として植えられている。そういえばこの日もすごい強風だったっけ。

道の真ん中で香箱座り

オフシーズンで人も少なめ、のんびりとした雰囲気だった
備瀬崎の海。厚い雲の下でもライトグリーンの海

しかし、びゅうびゅう吹きつける強風で海も荒れてる

ぽつぽつと見えるのはチドリ科のダイゼンのようだ。

伊江島。そびえる山は城山(ぐすくやま)。こちらから見ても特徴的な形で面白いのですが、あちらからの眺めも素晴らしいらしい。

光の加減によって

海の貌もどんどん変わっていく

<平和記念公園より、摩文仁の海を臨む>
海の青

険しい地形に阻まれ、未だに遺骨が眠っているという*1

空の青

5 沖縄セルラースタジアム那覇
別の観光地に行くつもりで、ゆいレールの駅で降りたら、そこには…
セルラースタジアムが。昨年のU18野球ワールドカップの舞台ともなった沖縄高校野球の聖地です

国際大会の球場となるだけあって、立派で綺麗~スタンド1万5千、最大収容人員3万人ですから、アマチュアメインの球場としては全国でも有数の球場でしょう。県営大宮公園野球場も頑張ってくれ~

この日は確か土曜日で、何かイベントがあるのかユニフォームの小学生と親御さんのペアが三々五々、ゲートの方に向かっていました。また、隣接する奥武山公園の少年野球場でも何かの大会の準決勝をやってて、勝ったチームがクラブ歌斉唱?していたのが印象的でした。数年後にはあの子たちも、こっちの球場でプレーするのかな。
6 こぼれ話
<スケジュール確認は慎重に!>
沖縄の冬は総じて天気が安定しないようで、天気予報も基本曇りで傘マークがちらほら。スケジュールはゆったりめだし、雨予報だったら雨でも大丈夫な所を先に回っとけば。と思って日程を入れ替えた結果が
( ゚д゚)( ゚д゚)エッ!

(つд⊂)ゴシゴシ(;゚д゚)

月曜ではなく、火曜休園なのだ!予定を立てたときはもちろん休園日確認してたんですけど、天気予報を見て、いろいろ組み替えてるうちにうっかり
張り切って朝イチで乗り込むべく出てきたので、コザの街も

まだ眠りの中

ようやく見つけた喫茶店のモーニングが美味しかった!!
仕方ない…帰るか…

<風邪>
慣れない人混みがいけなかったのか体力がすり減っていたのか、後半はひどい風邪をひき込んでしまいました。やはり旅先での体調にはじゅうぶん気をつけないといけないですね。
熱などはほぼ出なかったのですが、咳が異常に出て、最後の夜は耐えかねて風邪薬を買いに超繁華街・国際通りへ(最寄りのドラッグストアが国際通りにあった)。とりあえず喉に効能がありそうなヤツを掴んでレジに持ち込むのですが、なんと、「カードでお願いします」が音声にならない!!自分では声を出しているつもりなのですが、発声できていないのだ。声帯とは、こんなにままならぬものだったのか。
レジのお姉さんが、なんかいろいろ外国語が書いてあるアクリルシートを出す。言葉がわからないと思われたらしい。
もう一度、「カードでお願いします」今度は音になるように必死で工夫して声を絞り出す。するとお姉さんがああ!といった感じで機械操作しながら、「〇〇さんお願いします、日本人です」と近くの東南アジア系と思しき男性に声をかける。するとその方が「これこれは守ってくださいね~」とあっさり軽く(日本の風邪薬だもんね)説明してくれた。薬剤師さんなのだった。
ほんの数分だけど、日本人(日本語話者)であることが「普通」ではない世界にいて、いろいろと感じることがあった。自分の意思を表明できない、意思疎通ができない恐怖、心細さ。これは、母国を離れて暮らす人の多くが(程度の差は大きいだろうが)常に感じているものなのだろう。そして複数言語対応可能な薬剤師さん。ここでやっていくにはそれが普通、当たり前なのだろう。おそらく今の日本人でそれができる人は多くはないと思うが。
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決して嬉しい楽しいばかりではなかったけど、忘れがたい旅でした。いつかまた!