今日は用事で出かけたついでに、ちょっと皇居のお濠を覗いてきました。

晩秋だったか、前来たときは全然いなかったけど、良かったさすがにいるいる……ん?

見渡してみると、あちこちでオオバンが絡まれている模様
特徴的な容姿のヨシガモ♂さん。地元の沼では見かけなくなってしまったのだけど、ここにはずいぶんいるなあ。お濠には前からいたけど、何だか増えた感じがする。

ちょっと長めの襟足といい、青みを帯びた尾羽のカールといい、黄色いお尻といい、素敵な後姿。ほれぼれします。が…

あれっ?ちょこっとクチバシを潜らせ(左側に見切れてるのがオオバン)

あっ

オオバンも凄い形相で引っ張りますが

なにせ体格が違う(ヨシガモは体長50㎝弱、オオバンは40㎝弱)。

「じゃあな!」「あっ………」

同じ水鳥でも、多くのカモたちはスケキヨ状態になるのが精一杯。一方オオバンは潜りが得意で完全潜水が可能。カモが届かない水草も潜って採取することができるのです。ところが頑張ってむしってきた水草をカモ達が横から強奪してしまう、ということはよくあるようで、私も何度か見たことがある。だけど…
カップルで詰めて来るヨシガモ夫婦

追尾するヒドリガモ♂さん

オカヨシガモさん…

あっちこっちでときにはさりげなく、ときにはあからさまに周囲を徘徊してます。
まとわりつかれるオオバンたちも、避けたり抗議の声をあげたりしてはいましたが、それで止むはずもない。ぱっと見には平和に見えるお濠も大変だ…
うーん、ここまで露骨なのは初めて見た。カモたちとオオバンが同じ場所に滞在していることはしょっちゅうあるけど、もっと互いに無関心で、カモ達がこんなにも五月蠅くまとわりつくことはない。
お濠と言う環境や植生が影響しているんだろうか。通常の池や川だとカモ達が(オオバンも)岸辺に上がって陸の植物を採る場面をよく見かけるし、池や川は地形や植生ももっと複雑だろうからカモでも採れる餌がもっと豊富なのかもしれない。それに対してお濠から陸へというのはひょいと上がれる高さじゃないし、上がったところで雑草だってそんな生えてない。浅瀬だってないだろうから採餌には意外と苦労しているのかもしれない。
そういう状況下で、難なく水草を引っこ抜いてくるオオバンから掠め取っているうちに、「オオバンから奪えばラクに手に入る」ということをカモ達が学習してしまって、ハナからオオバンの周りをうろうろ、過剰なつきまといを見せるようになってしまったのかな。オオバン側も迷惑至極ではあるけど、食料の豊富さとか安全さとかの諸条件を考えると、多少横取りされてもここに留まった方がよい、と判断してるとか?(←という根拠のない素人考え)
捕食と同様、この横取りも自然の理ではあるんだけど、あまり広まって欲しくない光景でありました。
負けるなオオバン!