皆既月食、月につきあう一夜

いつもはこういう"天体ショー"は見ずに寝てしまうことが多いのだけど、今回の皆既日食は天気も良いし夜の寒さもないし、流星だの惑星だのと違って月だから普通の双眼鏡やコンデジでも十分鑑賞可能。なので、いつになく張り切って待機してました笑

 

まず午後9時頃。外に出て月の位置や見え方を確認しとこうと思ってマンションのドアを開けたらバタバタという羽音が。何かと思ったら

 

照明にギンヤンマが来ていてビックリ

 

それはそれとして、今夜は満月

見た感じ軌道上に視界を遮られそうな高い建物もなさそうだし、月が西に傾く夜明け前までは大丈夫そうだ。ヨシ!

 

自宅に戻るとまだギンヤンマがいたので、これ幸いと(昼間はなかなかじっとしててくれない)バシャバシャやっていると、エレベーターの扉が開いてご近所さんが……なんだこいつと思われたでしょうが、すかさず「あそこにギンヤンマが!」と指さしたら「トンボだーすごいー」とか納得していただいたようで笑顔に。もっとも「なんだこいつ」は変わらなかったかもしれませんが…

 

日付をまたいで深夜1時15分頃。そろそろ欠け始めるかな?という頃、再び外へ。ドアを開けるとまたギンヤンマがバタバタする。やっぱり出入りするのを見聴きして反応しているんだろうか?

 

この時はまだ欠けてない感じだったので油断して一旦戻ったら

 

30分後には、きゃーもう半分以上欠けてる!

 

見る間にどんどん欠けて

 

三日月のように。そして

 

殺せんせー

そういや新作映画が出来るんですってね

 

最後の光が呑み込まれると

 

暗い

肉眼ではもう少し明るく、縁などは赤みを帯びて見えるのですが、それでも時おり見失いそうになる。

 

そこで、どこかのネット記事でみたアドバイスを思い出す。そうだフラッシュだ!バシャコーン!

 

おっ、なんかドラマとかに出て来そうな「不吉な赤い月」っぽくなったぞ

でも実際にはこんな赤くは見えなかったのだけど、それでも「ブラッドムーン」という言葉は前からあるわけで、環境条件、あるいは見る側の眼や脳の状態によっては血のように赤い月が肉眼で見えるのだろうか?

 

光がないときの月は、私の眼(と言っても眼鏡と双眼鏡越しですが)には丸い石のように見えました。いや岩石でできてるのは知ってるけど、岩と言うより石という感じだったのです。

 

やがて再び

いつもはあまり感じないんだけど、こうしてずっと見てると「あっ兎だ!」と思う瞬間がある

 

眩しいくらいの光が現れる

 

月が傾き、ちょっと見づらくなったので場所を変えようと振り返ると

空に散らばる星の多さに驚く。(ちゃんと映ってないけど…)町の灯が減ったせいか、目が暗さになれたせいだろうか。どっちにしても、こんな身近でも星は見えるんだ…

 

 

バイクの音が通り過ぎ、そちらを見やるとカゴに新聞の束。やがて暗闇の中、ガラガラとスーツケースをひきずって町の方に向かう人。犬と未明散歩の人、ヘッドランプをつけてランニングの人、朝練なのかなリュック背負った自転車の少年、そして出勤なのだろう、スマホで月の写真を2、3枚撮ってすぐに駅に向かう人…

 

街が目覚めていく間に月もどんどん

 

影から抜け出ていく

 

でも同時に東からは朝が迫り

 

そろそろ向こうの建物の屋根に触れそう…

今日はここまで、またいつか。

 

家に戻るとギンヤンマの姿はもうなかった。どこに出動していったのだろう。

 

 

 

月食に限らず、見晴しのよいテラスとかでくつろぎつつ、ぼけーっと月や星の巡りを眺めながら飲み明かすのも(今日は飲んでない!)いいかもなぁ…と思った夜でした。

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