歩け、早春の見沼

今日は大宮の北、土呂の市民の森・見沼グリーセンターから。見沼代用水西縁→芝川に沿う形で、みぬま見聞館まで踏破する予定です。

 

寒さがなかなか抜けないおかげもあってか、梅がまだまだ綺麗に咲いている。

 

端整さと元気いっぱいな感じが両立していて、何とも言えない美しさ

 

一方では河津桜も咲き進んでいる。柔らかく、華やかに。

 

 

そして、梅も桜もいいけれど市民の森といえばやはり「りすの家」ですね。ふふふふ。

既に冬眠からは目覚めて元気に

 

凄い勢いで走り回っていた。

「りすの家」には何度も来てるけど、こんなにガンガン歩道に飛び出してくるのは初めて見た。本当に危ない(「ふまないでね!」という注書きが至る所にある)。心なしかスマートになったような気もするし、冬眠でお腹空かして食料を探し回っているのだろうか?

 

広場にはあまりひとけがなく(みんな外周の梅や河津桜を撮るので忙しいのだ)、ハシボソガラスがマイホーム資材を収集していた。

 

広場の真ん中に、こんもりと茂った大木がある。

 

近づいてみると、葉の付け根のあたりからかなり大きな冬芽が出ていて、ちょうど新しい何かが顔を出し始めていた。

調べてみるとどうやらこれはタブノキで、薄緑色のは花と葉が同時に出てきているものらしい*1。タブノキというと南国の樹というイメージだったけど、街路樹や公園樹として普通に植えられているようだ*2。若葉はしばしば赤味を帯び、夏には黒紫の実がなるそうで*3、折々見ていきたい面白そうな樹である。樹形もどっしりと頼もしい感じなのがよい。

 

 

市民の森から道路一つ隔てた反対側の「見晴公園」の風車。風の強い日で、がらんがらん勢いよく回っていた。

 

名物の菜の花畑は、まだもうちょっと

 

見沼代用水を右手に、「見沼緑道」を南下する。

ここの緑道沿いにはみやび桜を中心に、カンヒザクラやエドヒガンなど、早咲きの桜が連なっているのだけれど、盛りの頃をまだ見たことがない。この日もカンヒザクラはちらほら咲き始めていたけどミヤビザクラやエドヒガンはまだぜんぜん。今年こそは見てみたいなー。

 

 

派手な色合いながら、叱られたようにうなだれているカンヒザクラさん…

 

 

ハクモクレンの脱皮も始まっている

白いかがり火のハクモクレン、とても好きな花

 

 

大宮第二公園まで来た。調節池の広場では、褐色のメタセコイアと薄緑のシダレヤナギが風に揺られていた。

 

芽吹いてる…!

 

タンポポもよく見かけるようになった

さっそくホソヒラタアブさんが来訪。そういえば、まだチョウはあまり見かけないな…

 

ペンペン草もあちこちに

次々と役者が揃ってくるワクワク感

 

さすがに疲れを感じる頃、終着点のみぬま見聞館に到着。完了日を勘違いしてたのか、まだ工事中でしたが幸いにも桜への動線は確保されていた(有難うございます!)

 

オオカンザクラ。丸みを帯びた柔らかい感じが好き

 

 

今日はここまで。また来るよ!

*1:林将之、『山渓ハンディ図鑑14 増補改訂 樹木の葉 実物スキャンで見分ける1300種類』(Kidle版)、山と渓谷社、2020年、P119

*2:同上

*3:同上

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