えっ…
ここはさいたま市民憩いの場、別所沼公園
の中の謎の空間
ケツアルコアトルなの…!?
初めてケツアルコアトルの名を知ったのが少女マンガ(タイトルも内容も覚えていないが)だったからか、「羽のある蛇」という訳語のせいだろうか。ケツアルコアトルは線の細い美形という勝手な思い込みがあったのだけど、この銘板にもあるようにエヘーカトル(エエカトル)という風の神の側面も持ち、風を吹き出すためのラッパ*1のような、鳥のくちばしのような*2口をしているのだという。
ちなみにメキシコ州は地図で見るとメキシコの首都メキシコシティを北側から包むように隣接している。遺跡のあるトルーカはメキシコ州の州都で、1979年に埼玉県はメキシコ州と*3、さいたま市(当時は浦和市だろうが)はトルーカ市と*4それぞれ姉妹提携を結んでいる。
鼻から上は普通と言うか、むしろ端整な感じ
羽根がないのはエヘカトルの側面が強調されているからなのだろうか。
古びてボロボロになっているように見えるが、遺跡っぽく元々そういう風合いに作ってあるのだった。
公園を探検していていきなり出現したときは驚いたけど、博物館や美術館の中ではこの祭祀的空間を作るスペースは取れなかっただろう。このひっそりした、広々とした空間が故郷に少しでも似ていればいいのだが。