週明けからは極寒に戻ると言うし、この暖かさを無駄にしてはならじと、某野鳥観察スポットに行ってきました。
おお、もう菜の花が!
この冬あまり見かけなかったツグミさんを、お腹いっぱい堪能(食べてません)。
小首を傾げるジョウビタキ♂さん。正面からだと白頭巾がちょっと笑える
背中側はスタイリッシュ
この冬初見のカワラヒワさん。ぶっといクチバシに何かをガッチリくわえてる
カワラヒワもこの日はよく見かけた。いかつい顔に似合わず鳴き声は可愛い。
林の縁から歩道に飛び出してきたアオジさん。こちらもこの冬初見
忙しなく跳ね回り、またすぐ林に戻ってしまった
ど、どうしてこうなった…
周りの樹を見るとみんな添え木がしてあるので、このこぶの部分が添え木を抱き込んで取れなくなっちゃったので変な折れ方しないように下を切ったのかな。そしてそのまま成長していったので普通の添え木よりもだいぶ高い位置まで来てる。根元の方も食い込みが激しくてヘタに抜くと根を傷つけちゃいそうだから、そのままにしてあるのだろうか?
それにしても樹の力ってすごい。
鑑賞池。来る途中、今日はパンダアイサが来ているよと教えてくれた人がいたので期待
ムクドリさん…なんだけど、なんか瞳がつぶらすぎ、顔が可愛すぎるような?
少し茶色っぽい感じもするから、まだ若鳥なのかな?
おっ、赤茶色あたまに白黒あたま
♀は見たことあったけど、パンダアイサことミコアイサ♂をこの池で見たのは初めて
ぐりんぐりんせわしなく潜りながらどんどん遠くに移動していく。それならばと思って反対側に行くと、今度は逆側に移動していく……私から逃げるようにというわけでもなさそうなのに、なぜなんだ~
と思いながら池の周囲を巡っていると、ばしゃん!という大きな音。
何かと思ってのぞきこんだら、
犬?タヌキ?いやその尻尾のシマシマは…
うおおおラスカル―
と単純には喜べない。超迷惑な外来生物である。
複雑な気持ちで見つめていたら、目が合った。
か、かわいい…理屈抜きにかわいいつぶらな瞳。可愛すぎる……
理性が溶けそうになりながらも、でも確か結構気が荒いんだよな突然飛び掛かってきたりしないよなそういや狂犬病の心配も…と不安がむくむくわきおこり、思わず後ずさる。しかし相手は飛び掛かったり唸って威嚇したりすることもなく、さりとて逃げ隠れするでもなく、すぐに関心を失くしたように穴掘り作業に戻ってしまった。「こいつビビりだな」と見抜いたのか、高低差があるから何もできないだろうと冷静に判断したのか。どちらにしても、人間には慣れっこになってるってことなのだろうか。
前足で水底を掘るように探る姿はとても器用で(あと手…いや前肢がちっちゃくてかわいい)、水に濡れることはまったく厭わないようだった。アライグマと呼ばれるのだけのことはある。
新たな出会いは嬉しいもの、相手が美しかったり可愛かったり面白かったりすれば尚さらだ。でも今回は複雑だ。TV画面と動物園でだけ会う存在のままだったらよかったのに(動物園もTVに実物が映るのもアニメ化されるのも、ぜんぶ彼らには迷惑だろうが)。接触リスクもある相手なので、次からはガン見したりせず、そっと立ち去るようにします。あーあ…
<参考サイト>
●アライグマ / 国立環境研究所 侵入生物DB
●東京都環境局「外来種対策マニュアル(アライグマ・ハクビシン)」
※この中のアライグマ・ハクビシン・タヌキ・アナグマの見分け方がビジュアル的にわかりやすくまとまっている。