ギックリ腰の一週間

<初日>

日曜日。窓から覗く青空に、「午後からどっか近場に行ってくるかー」と靴下を履こうとしたその瞬間、キタ。あわててラクな姿勢をとるも、時すでに遅し。うっすらと脂汗がにじむ独特の苦しさ。とにかく横になる。

痛みを感じない姿勢もあるにはあるが、少しでも動くとビキイィッって痛みが走るのでおいそれと体を動かせず、つらい…掴まり立ちもムリなので、救急箱のとこまで這っていってサロンパスを貼り、ちょっと迷ったけどロキソニンを服用。新型コロナワクチンを打つときに買って、まだ1錠しか使ってないやつだ。飲み薬には抵抗があるけど、今回はちょっと無理。仕方ない。

 

…………おお、なんか効いた気がするぞ。

 

その後はどうしようもないので後悔に苛まれつつ、ひたすら寝る。せっかく前回の反省を踏まえて、物を拾うときには膝を曲げて取るようにしてたのに…ちょっと普段よりも履きづらい型の靴下だったから、腰に余計な力がかかってしまったのだろうか。あーあ、あの靴下を選ばなければ。無理せず座って履いていれば……後悔先に立たず。とにかく今後は、靴下は座って履け、ってこってすね。

夜。うとうとしていてふと気づくと、珍しく廊下で話し声や物音が聞こえる。別にウチに用事ってわけじゃないだろうけど、今来られてもインターホンにも出られないよな…ああ違うみたいだよかったぁ…そういや実家からイクラ届いたの昨日で良かったな…今日だったらまずかった…などととりとめのない思いが去来するうち、ふと気づいた。

 

ていうか、今夜火事になったら、逃げ遅れて死ぬんじゃね???

 

とにかく、立ちあがれないのだ。避難とか無理無理。これが災害弱者であるということなのか。かといって、隣近所に気にかけてもらえるほどの高齢でもないし…途端に心細くなりながら、何事もなく今夜が過ぎて、明日には改善していることを祈りつつ、寝る。

 

<2日目>

朝。昨晩はいったいどうやって寝返りを打っていたのだろうか??

とりあえず火事やら災害やらもなく、夜が明けたようだ。腰の具合はというと、なんとか掴まり立ち⇔座りや歩くこともなんとかできるようになっている。

一番つらいのは寝ている状態から半身をおこすとき。この段階では掴まるものがないのでどうしても腰に力が入ってしまうので痛むのだ。歩くときも常に痛むわけではないが、着地の角度の塩梅によってくぁwせdrftgyふじこlp状態になる。それでもとにかく調理しないですむレンチン食品と新しい湿布薬を買ってくる。

 

<3日目>

薬が切れているので今日はどうしても眼科に行かねばならぬ。昨日よりもまともに歩けるようになっているのは有難いけど、たいした距離でもないのに帰るとお尻に筋肉痛のような痛み。歩き方を間違えないようにと緊張しながら歩いたからかも。

ちょっと喉の調子が悪く咳が出る…これが腰に響くのだ!咳しちゃだめだと気張ると余計にしたくてたまらなくなる不思議。しかたなく、のど飴や龍角散で対応。

 

<4日目>

少しずつ快方に向かっているとは思うが、しばらく座っていて立ち上がったときがきつい。たまに足の運びを間違えたときの腰の衝撃も前ほどひどくはないがうりりってくる。日曜日は2時間座りっぱなしの予定があるんだけど…大丈夫かな。

<5日目>

歩いていてうりりっと衝撃が走ることはなくなったようだ。一歩前進。

しかし、しばらく座って立ち上がったときはやはり辛い。

<6日目>

歩くと腰の中の骨の付け根のあたりの筋肉痛になる。ので帰宅後はずっと休憩。おっ、でも咳しても腰に響かなくなってるぞ有難い。

<7日目>

腰に負担がかかるからと料理を避けていたけど、さすがにまずいかなと思って通常に戻す。あらためて意識して見ると、台所仕事ってちょっとしたことでいちいち腰を屈めることが本当に多いんだな(主に収納スペースを低い位置にしてるせいで、普段はそこにメリットがあるのですが)。

<8日目>

今日でまる一週間。痛みはまだあるっちゃあるけど、トータル1~2時間の歩き、机に向かって2時間座って支障なしだったのでかなり回復してきたと言えるだろう。

 

<総括>

今回は幸い何事もなく乗り切れたけど、これが1週間ズレてたら今日の試験は受けられなかっただろうし、2週間ズレてたら帰省できなかった。それどころか、火事や地震があったら最悪死んでたかも…

 

とか思えば、筋トレは当然やるよな!?これから。

 

 

年明けに整形外科か接骨院行って、アドバイス受けて取組始めようと思います。

 

 

 

 

 

 

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