見沼代用水沿いの桜回廊は今が満開。西縁には数日前に行ったので、今日は東縁に挑戦です。縁(へり)という呼び名はちょっと変わっていますが、見沼田んぼを東西から挟む台地の縁に沿って掘削されたことに由来するのでしょう。
流れに沿って北上。
砂利道もあった西縁に比べると、道幅は広く、整備もされているようだ。ただその分、交通量が結構多く、しょっちゅう端っこに避けて歩くはめに。
細く緩い流れのあちこちに、かわいい橋が架かっている。
特に力を感じる一本。
くねくねと蛇行する流れ。あの先にも桜はあるんだろうか?という期待と不安(そしてその後の、まだ続いてる!どこまで続くんだろう?という安堵と不安が)。
見通せないから、つい先へ先へと進みたくなる。
おおっ、ツクシが!この株はまだ胞子がちゃんと残っていて、触ると深緑の粉がはらはらと風に乗っていった。あーツクシ食べたい…(これをむしったりはしませんでしたよ!)
西縁に行ったときは見かけなかったけど、こっちは見沼自然公園までの道すがら、点々とあちこちで見かけた。逆に向こうで見かけた草花を見かけなかったり。同じ見沼代用水と言っても、少しずつ違うんだな。
ソメイヨシノの回廊の中に、ごくたま~に出現する緑がかった白い桜。遠くからでも、色の違いがわかります(この写真だと見辛いかな)。
若葉が花と一緒に出ているので、オオシマザクラだと思う。こうして並べると、ソメイヨシノはやっぱりピンクで、オオシマザクラは白なのだ…
遠い向こうに霞む花樹園
黒々と包み込む斜面林
ぽつぽつと、菜の花
生活圏を細く、長く、縫うように走る回廊だからこそ、間近でいろんな顔を見せてくれる。
たぶん花見も今年はこれが最後。来年はちゃんと踏破計画をたてて、総延長20キロ超という「見沼田んぼの桜回廊」を制覇したいと思います。
<おまけ>
疲れ切ってさいごに辿り着いた見沼自然公園で。岸辺の浅瀬を元気よく泳ぎまわるオタマジャクシたち。じ~ん疲れが洗い流されるようだ…
もうすごいんだ~ここはまだ疎らな方で、芋の子洗うみたいにぎっしりつまって押し合いへし合いしてるところもあった…たぶんまだ孵化したばかりでまだバラけたり捕食されてないせいなんだろうけど、感動でした。