2月も末。空は明るさを増し、白幡沼は今日も平和…
じゃなかった。
いつもなら、いたとしても1羽で餌取りをしてるか微動だにせず休憩しているアオサギさんが、2羽で追いかけっこしているではありませんか!縄張り争いというか、一方的に追い払われてた感じなのですが、結構しつこくて何度もやってきては追われるの繰り返しでした。その分、あまり見られないアオサギの飛ぶ姿を近くで見ることができました。ラッキー♪
その場ではわからなかったのですが、追われていた子は全体的に淡い色で、
追いかけていた方は目の上から後頭部にかけて、くっきりしたダークグレーになっている。冠羽も長く伸びてて目立ちます。
つまり、大人のアオサギが若鳥を追っ払っていたのです。
力関係的にはやむなしというところか…
尻馬に乗ってカラスまで追っかけて来よる。
結局追い出されて、道路隔てた向かいの電柱の上に落ち着いた。この写真だけ見ると、えらく堂々として見えますけど。
直線距離では割と近いはずなんだけど、死角になっているのか、縄張り外だからOKなのか、ここまでは追いかけて来ない。ここで成鳥が留守にするのを待つのか?あるいは何日か門前で頑張っていると入門させてくれるのか…?
面白かったのは翼の裏側。表側は2羽とも身体に近いところがライトグレーで縁の方がダークグレーになってて区別がつきにくいのですが、
若鳥の翼裏
成鳥の翼裏
光の加減とかを差し引いてもだいぶ違う。全体的に黒っぽく見える若鳥に対して、成鳥の方は裏側の白黒のコントラストがはっきりしてるようだ。アオサギは好きな鳥だけど、裏側がこんなに綺麗だとは知りませんでした。
それにしても、他のサギたちとはこんな平和なのに、なぜあの子は許せないんだろ。同族故なのか?あるいは他の連中は顔見知りだからいいのか?あるいは単に、数的に不利だから黙ってるのか…
映り悪くて見辛いですが、他の子は皆ダイサギだった模様。
サギは群れてコロニーをつくると聞くけれど、私がよく行くスポットは狭すぎるせいか一度に見かけるのはせいぜい2,3羽。こんなにたくさん集まってるのは見たことがなかった。彼らもどこか広い猟場から帰る途中で、休憩に寄っただけなのかな~?日向ぼっこしてるだけだったし。
次来たときは、勢力図がどう変わっているのかいないのか。ちょっと楽しみ。