そもそもの始まりは去年の10月の見沼自然公園。
体長せいぜい5㎝くらいかな?という小さなカエルたちがたくさんいて、ネットや図鑑で調べてもわからなくて、結局そのままになっていたことがあった(↓)
そして今年の9月、秋ヶ瀬公園でも。
これは池ではなく、大雨で林沿いの道路にできた水溜まりでぴょんぴょんやってたんだけど、去年見沼自然公園で見かけてわからなかった子たちに似てるなー。本当に何カエルなんだろう…
同じく秋ヶ瀬公園で見かけた、たぶんツチガエル。こちらは難なくネットで調べることができた。それなのに…
そして10月の北本自然観察公園。やはり体長5㎝くらいのが小さな池に数匹いた。この辺りでさすがにおかしいと思い始める。こんなにどこにでもいるのに図鑑で見つからないのはおかしいだろ…
これはもしかして、ともう一度調べ直してみると、wikiの「ウシガエル」にあった「若い個体」の写真にクリソツ。やっぱり…と言う思いと、そんな馬鹿なオタマジャクシより全然小さいのに…という思いがせめぎ合う。
念のため図書館で図鑑を調べて見ると、
やっぱ写真似てるし、「背中の線はない(顆粒が点在する)」という記述にも合致する(『身近な両生類・はちゅう類観察ガイド』(関慎太郎/文一総合出版))。
更に、「変態期は5月~10月で、変態時の体長は36~60mm」(『カエル・サンショウウオ・イモリのオタマジャクシハンドブック』(松井正文 解説&関慎太郎 写真/文一総合出版))ともピッタリ。オタマジャクシは「120~150mm」だそうなので、オタマジャクシに比べてえらく小さい、というのもその通り。
至る所で見られるのも、侵略的外来種として繁栄中のウシガエルだから当然なのだ。
それにしても、あの小さい子たちがこうなるのか…体長20㎝、体積にしたら10倍以上あるんじゃないか?ちょっと信じられないくらいだけど、でも確かに大きさ逞しさ以外は似てる…変態したばかりの頃は眼が飛び出してないけど色合い自体は似てるし。
オタマジャクシはカエルの子、逆に言えばカエルは大人(=そんなに成長しない)と思い込んでたから遠回りしてしまいましたが、1年越しの疑問も、これにて落着!