猛暑だったり長雨続きだったり、デルタの感染力も凄そうだから屋外とはいえ出かけるのは控えた方が…ワクチン接種したから1週間は運動控えよう…等々で、なかなか出歩くことができなかったこの夏。
でもようやく無事ワクチン接種も終わり抗体が出来てることも確認できたので、今後は少し活動量を増やしていきたい……のでまずは手始めに、
昨日の病院の帰り、大宮公園に寄ってきました。
心なしかくすみ始めている氷川参道の緑。
学校も始まっている平日にしては、参道も公園もわりと人が多いような気がした。久しぶりに晴れ間がのぞき、暑からず寒からずのちょうどよい天気だったせいでしょうか。
参道脇の植え込みに生えてたヤブガラシに、アオスジアゲハが舞い降りてきた。なんか姿勢が立ち飲みっぽくて可愛い。
黒地に浅葱色が目立つけど、よく見ると縁にはナイキのマークみたいな形の白い文様もが並び、黒地の中には赤やオレンジもうっすらと入ってるのね。それにしても、なんで皆こんなにヤブガラシが好きなのか…うちのベランダでプランター植えしてみたら、いろいろ集まってくれるかな。
氷川神社の「神池」。朱塗りの橋もなんとなく物寂しい。
こちらもうら寂しい県営大宮公園球場。秋の埼玉県大会は地区予選・本大会共に無観客試合。でも中からは場内アナウンスや選手たちのかけ声が聞こえてくる。とにかく、試合できるだけでも良かった…
球場周りをぐるっと半周して、裏手の陸橋に登ってみる。見下ろすと、サルスベリがふわふわしていた。
百日紅という名だけあって花期はとても長いはずだけど、なぜか晩夏のイメージがある。暑い盛りには目を配る余裕がないからだろうか?
陸橋のすぐ脇に植わっているので至近距離から見ることができる、まだ青いどんぐり。調べた限りでは、たぶんマテバシイだと思う。
んんー、この丸いのは?どうなってんだ?
なーるほど!てっぺんのぽちっとしたのだけくっつけたまま、中身が細長く伸びてきて、外皮から飛び出て茶色に熟して、最後はどんぐりが下に落っこちて外皮だけまるっと残るというわけか。こんな丸まっちいのが細長いどんぐりになるんだ…
こちらはボート池(舟遊池)
藻類とかが繁殖してるせいか、やけにまったりした緑色。ところどころに墨を流したような黒い筋が浮いているのが気になった。あちこちに少しずつあったので、排水とかではないと思うんだけど…何か微生物が出しているのか?少し調べてみたけどわからずじまい。有害なものでなければいいが。
鳥影の見えない静かな水面に、キケケケケ…とさえずりが響き渡ったと思ったら、カイツブリさんの二羽連れが現れた。かなりのスピードで一直線に進んでいく。餌探しとか追いかけっことはではないようですが…
なんか咥えた?最初は獲物かと思ったけど、望遠で見ると枯葉だったようだ。ということは…
ダッシュして飛び込んだ木陰には建築中のマイホームが!今からで大丈夫なの?
仲良く頭を突き合わせ、押し合いへし合いしながら作ってる。
カイツブリの営巣は春~初夏しか見たことがなかったので「えっ大丈夫!?」と思ってしまいましたが、調べてみると秋もまだ繁殖時期の範疇らしい。ええっと…今から産むとして、抱卵は3週間くらいだから9月末か10月初めには孵化するから、気温水温は大丈夫だよね。餌は年中あるだろうし…台風や大雨はちょっと心配だけど、無事子宝に恵まれて、お雛様方が健やかに成長されることを祈ります。
帰り際、ひょうたん池で見かけたアサギマダラ…と思い込んでいましたが、よくよく調べてみると、
外来種のアカボシゴマダラなのであった。
オオムラサキやゴマダラチョウなどエノキを餌にする在来種と競合する厄介者なのですが、「放蝶ゲリラ”による人為的な放蝶によると考えられている」…つまり、何かに紛れてやってきたとか飼育してたのを不注意で逃がしたとかじゃなく、意図的にやったというわけです。なんつーか…傲慢過ぎる…
美しい翅がところどころ破れているのは、夏を生き抜いた証。
命が尽きるそのときまで、今いるところで生きるしかない。