昨日11月28日(土)の見沼自然公園。オオバンにヒドリガモ、オナガガモ、コガモにオカヨシガモ…と冬の水鳥たちでかなり賑やかになってましたがその中に!
図鑑の写真でしか見たことがなかったトモエガモの姿が………
顔の模様が、紋章とかによく使われる巴模様に似ているということでこの名が付いたのだそうだ。顔も個性的な美しさですが、背中の羽のカール具合もなかなか。
岸辺の杭に所在なげにじっと突っ立っている。いや、陸のカメラマンたちに配慮してのことなのかもしれませんが。
個体数が激減しているそうで、絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している)に分類されている(環境省レッドリスト2019)。道理でなかなか見られないわけだ…
一通り探してみても、トモエガモは彼一羽らしく、同じような巴模様の顔も、クチバシの基部に白い斑があるメスも、どこにも見当たらなかった。
池の真ん中では、ヒドリガモたちが大勢で
騒ぎまくってるというのに。
そういう騒ぎからは距離を置きつつも、他種を避けるわけでもなく、岸辺近くのヒドリガモやオナガガモたちと、ふつうに混じって餌取りなどをしていましたが…
一羽のヒドリガモ♂がちょっと追尾してくる。別に追っ払おうとしてるわけでもないようですが……
しばらくゆるゆると跡をついてったけど、戸惑ったように立ち止まり、追うのをやめてしまった。トモエガモさんの方はまったく気に留める様子もなし。
まさか…自分(50㎝)より一回り小さい(40㎝)からって、メスと間違えたんじゃあるまいな(汗)オナガガモ近くにいるけど、こっちはメスでも自分よりでかい(53㎝)くらいだからな…いや、まさかね。
他のカモたちでも最初は一羽しかいなくて、後で行ったらちゃんと仲間たちが到着してた、ってこともあったから、早く仲間が来てくれるか、あるいは逆にここを離れて仲間のいるところにたどり着いて、孤独ではない冬を過ごして欲しいな。良い冬を!