穏やかに晴れた散歩日和。別所沼公園まで行ってきました。外出自粛と言っても、散歩はOKですので。
ソメイヨシノは葉桜になっていたけれど、広場を縁取るシダレザクラはまだ盛り。
この曲線的なふわふわ感が、春の暖かさによく似合う。
そして若い緑。こんな状況でも、やっぱりわくわくする。
そして根拠のない期待を裏切らず、見慣れぬ姿が!
どうやらカンムリカイツブリのようだ。基本的には冬鳥として渡ってくる鳥だそうですが、冬の間は見かけなかったので、北に帰る途中だったりするのかもしれません。
流し目。
首が長くてスマートに見えるし、顔立ちとかはカイツブリにそんなに似てないけど、羽毛の質感とかは似てる感じがする。潜ったり浮かんだりがせわしないところも。
控え目なツンツンがかわいい。
いつの間にかキンクロ軍団に紛れて寝ていた。冠つながりか??
そういや、北へ帰るのだとすれば仲間はどこにいるのだろうか。はぐれてしまったのかな。
噴水の近くに、見覚えのある黒いシルエット。クチバシが赤い。
バンの登場も春だな~って感じがする。冬の間はどこに行ってるのだか。
それはともかく、今日のバンさん、なんだか違う。いつものバン泳法(上半身を前後にふりふり、その反動でえっちらおっちら進む)じゃなく、頭の位置が低いまま。
水を飲んでたわけじゃなく、この前の瞬間はクチバシを大きく開けてキェェェみたいな鋭い叫びをあげていた。
そして突進。水面下にある下半分にモーターでも付いているかのような速さ。なんだ、やればできるじゃん…いつもは本気出してないだけだったのか。
ケンカ?
縄張り争いだったのか、突進された方もダッシュで逃げてった。
ヒアシンスハウスに寄ってみると、不思議な光景が待っていた。
染め物のような青い布。
遠目には抽象的な図柄のように見えたけど、よくよく見るといろんな物がモチーフになっている。
さいたま国際芸術祭2020のプロジェクトのひとつ、「現在の青図−Saitama 2020−」という展覧会でした。初めて見ましたがフォトグラムというものだそうです。スタッフの方の説明によれば、自分の大切なもの、思い出の品などを置いて、その上から太陽の光を30分ぐらい(すみませんここ記憶あやふや)あてて作るんだとか。
なるほどそれで、写真であって見たままでない、明るい影絵のような世界ができるのか。
そしてこの窓。
なんと、ヒアシンスハウス隣の河津桜 ↓ が花だった頃の、風に揺れる姿を映しとったものなのだそうです。確かに、言われてみれば面影が…
展示は5日(日)までだとのこと。今日ぶらっと来てみて良かった ♪